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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■郁文館中学校
   [地下鉄南北線(東急目黒線乗入れ)東大前.地下鉄三田線(東急目黒
    線乗入れ)白山.地下鉄千代田線(JR常磐緩行線/小田急小田原線
    乗入れ)千駄木・根津から徒歩]

 =ミニ情報= (1)男子 (2)<1>2/1AM <特>2/1PM <2>2/3 <3>2/4
        (3)<1>100名 <特>30名 <2>50名 <3>20名 (4)2科4科選択
        (5)<1>統43日39四38 <特>統--日38四45 <2>統44日39四39
         <3>統44日42四39

     注)1.偏差値は四谷大塚のみ2002年の結果偏差値を、他は2002年
         の予想偏差値を表記。
       2.以下は2001年までの内容を中心に表記。

 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:D>

    大問7題、設問20問。式や考え方も答える問題が出されることがあ
    ります。

    大問1計算問題、2数の性質、割合、速さ、平均など基本的な一行問
    題。大問3〜7は、速さや割合のやや複雑な文章題、規則性、場合の
    数、平面・立体図形の問題です。問題は基本的な内容が中心になり、
    変わった問題や難しい条件をつけた問題は出されなくなりました。

    立体図形の問題のうち、2001年1回目の大問7「立体の図形の体積」
    の問題を別に解説しています。基本的な問題ですが相似の考え方を
    用する設問もあり、練習問題としても良いものです。

    各単元を塾の授業の復習や基本問題を中心に練習をやっていけば良い
    でしょう。難しい問題を練習する必要はなく、基本問題を解き、その
    あとできちんと確認して内容を覚えていく勉強を繰り返しましょう。
    ただし、時間の割に設問数が多いので過去問で時間配分を考えておく
    ことが大切です。

    合格点の目安は45〜55%ですが、問題によってこの範囲を大きく
    外れることがあります。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:D>

    大問2題、設問25〜30問。記述はふつう出されません。

    大問は2題とも読解問題で、1が小説文、2が論説文または説明文で
    す。知識問題は漢字・語句、文法が約10問で、それぞれの大問に含
    まれています。以前より設問の形式や内容が易しくなってきました。
    設問は探す範囲の指定がある抜書き問題が多数あるのが特色です。漢
    字・語句の問題は中学入試でよく出される熟語(四字のものを含む場
    合がある)が中心に問われます。    

    読解の文章が短く、特殊な形式の問題がないので、ふだんから基本的
    な練習問題に取り組んでおけば対応できます。特に小説文、論説文の
    読解を数多くやりましょう。漢字・語句の問題はいろいろな問題集を
    準備するよりも、1つのもの(塾のテキストや問題集など)を繰り返
    し練習する方が良いでしょう。

    合格点の目安はふつう45〜55%ですが、問題によってこの範囲を
    大きく外れることがあります。


 理科 <時間:30分、満点:50点、難度:D>

    大問4題、設問25問前後。計算が5問前後含まれています。

    大問1生物、2化学、3地学、4物理と分野別にほぼ決まった順で出
    されます。他校でもよく見られる「典型問題」(特に、物理の「力の
    つりあい」、化学の「水溶液の性質」、生物の「植物のからだのしく
    み」)が多く、全体的にやや難度が高めで、物理と化学はかなり難し
    い設問も出されます。また、問題文で用いられる言葉に専門的なもの
    や難しいものが多いので内容以上に難しく感じられるのも特色です。

    まず、塾の授業の進み方にあわせて、基礎事項の確認と問題練習を繰
    り返しましょう。「力のつりあい」や「水溶液の性質」は計算が多い
    ので、特に多くの問題を解いて慣れる必要があります。さらに、第1
    志望の場合、小6の10月以降には過去問を繰り返し解いて問題の表
    現に慣れておくことも大切です。
    
    合格点の目安は40〜50%です。問題の内容や難度によりかなり上
    下します。


 社会 <時間:30分、満点:50点、難度:D>

    大問3題、設問25問。記述や漢字指定は出されません。

    大問は1が地理、2が歴史、3が公民と分野別に出されます。設問に
    時事的な内容が含まれることがあります。公民では以前から、一般的
    な日本の政治や経済に関するものよりも、国際社会に関するものが多
    いのが特色です。すべて記号選択の設問で、ひとつひとつの設問には
    特に難しいものはありません。

    塾の授業にそって基本問題を中心に多くの問題練習を行いましょう。
    さらに内容を正確に整理するために白地図作業や年表作成を行い、用
    語や年号などの知識を確実にしておきましょう。同レベルの学校に比
    べて難度が高めです。第1志望の場合、過去問に早め(小6の10月
    頃から)に取り組んで、内容に慣れておくと良いでしょう。

    合格点の目安は40〜50%です。受験生の学力レベルが上がってい
    るので、今後は5〜10%高めを目安にすると良いでしょう。


 総合 受験生の学力レベルに比べて難度の高い問題が出されていましたが、
    最近は次第に難度が適切になってきました。今後はきちんと勉強した
    生徒に有利な問題に変わっていくものと思われます。

    ≪現状と展望≫
    創立後110年以上の伝統を持つ進学校です。入試難度と比べると高
    い合格実績を確実に上げてきました。中高一貫で先取り授業を行って
    おり、高校からの外部生との合同は高2からです。中学での英・数の
    グレード別授業、高校でのコース制など、進学指導に向けて体制は充
    実しています。

    同レベルの学校が2科あるいは2科4科選択の入試を実施している中
    で、長い間4科入試を続けていました。そのため第1志望者の割合が
    高かったのですが、受験者層が限られ、志願者の減少が続きました。
    2000年から2科4科選択に入試を変更し大きく難化しました。2002年
    はその反動もあって易化しましたが、中堅・上位の進学校志望者の併
    願校として安定した人気を集めていくと思われます。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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