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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■城西大学附属城西中学校
   [西武池袋線椎名町.地下鉄有楽町線(東武東上線/西武池袋線・有楽
    町線乗入れ)要町から徒歩]

 =ミニ情報= (1)男・女 (2)<1>2/1 <2>2/2 <3>2/3
        (3)<1>50名 <2>80名 <3>30名 
        (4)<1>4科のうち2科選択 <2><3>2科
        (5)<1>男:統47日37四34 女:統48日37四34
         <2>男:統47日37四34 女:統47日37四34
         <3>男:統47日39四35 女:統47日40四34

     注)1.偏差値は四谷大塚のみ2002年の結果偏差値を、他は2002年
         の予想偏差値を表記。
       2.以下は2001年までの内容を中心に表記。
       3.<1>は特殊な入試形態のため<2>・<3>について表記。

 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:E〜D>

    大問6・7題、設問20問前後。式や考え方も答える設問は出されま
    せん。

    大問1は計算問題と単位、割合、場合の数などの一行問題、2以降は
    平面・立体図形、数の性質、規則性などの問題です。同じような入試
    難度の学校(この学校との併願校の多くも含まれる)で出される問題
    のうち、割合や速さの文章題とその応用問題が少ないのが特色です。
    代わって数の性質と場合の数が多く出されます。また、平面・立体図
    形の問題では相似を利用するものがよく出されます。

    平面図形の問題2001年2回目の大問6「相似な三角形の辺の長さと面
    積」を別に解説しています。平行線を基に相似を考える問題でいろい
    ろな学校で出されます。

    特に難しい問題はありません。テキストや問題集は基本問題を中心に
    練習しましょう。塾のテキストには難しすぎる所もあるので、そのよ
    うな問題に対しては一行問題が多くある計算問題集を使い練習するの
    が良いでしょう。見かけの設問数が多く高い処理力を要求されている
    ように見えますが、受験生の学力レベルを考えると問題すべてを解く
    必要はありません。問題を選びミスをしないように落ち着いて1問ず
    つ解いていくことも大切です。

    合格点の目安は男子50〜60%、女子45〜55%です。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:D>

    大問3〜5題、設問40〜50問。記述が3〜5問含まれています。

    出題形式が一定しません。以下は最近の出題から平均的な内容を考え
    て記したものです。

    大問1・2が読解問題、他はみな知識問題です。読解問題は小説文と
    随筆文がよく出され、他に論説文、説明文、詩と鑑賞文が出されるこ
    とがあります。設問は選択式に加えて、このレベルの入試難度の学校
    としては珍しくかなり長い記述があります。知識問題は漢字・語句の
    問題を中心に文法・語法も出されます。漢字・語句では部首、熟語の
    構成、同音異義語、類義語、ことわざ・慣用句の使い方などいろいろ
    なものが出されるのが特色です。

    読解にはかなり難しい設問もあります。しかし、傍線や空欄の前後を
    注意深く読むと解答のヒントが設けられているので、あまり心配いり
    ません。普段やや難しい随筆文や論説文の問題を使って、内容の読み
    取り方(特に接続詞を注意深く見ること)や解答のしかたを練習する
    と良いでしょう。漢字・語句、文法の問題は量も内容も多いので、塾
    以外の問題集も使って、いろいろな問題を解くことが必要です。

    合格点の目安は男子45〜55%、女子50〜60%です


 総合 基本的な知識問題を数多く出す学校です。国語がやや難しいこともあ
    りますが、2科の難度のバランスはほぼ取れています。難度の高い問
    題を練習をするより、出題レベルに合わせた練習問題を数多く解いた
    受験生に有利です。

    ≪現状と展望≫
    1991年に中学校が再開され、中学・高校、大学・短大がそろった総合
    学園となりました。付属校色が強い学校(城西川越中─城西大付属川
    越高との比較)から大学内部進学率20%未満に減り状況は変わって
    います。早くから本格的な受験指導はおこないませんが、補習や少人
    数制授業など学力を向上させるための指導体制は整っています。

    高校での募集が多く中高一貫の指導体制の整備が遅れていたこと、外
    部受験に適応できる体制作りが遅れていたことなどが原因で、入試難
    度が下がっています。中学での募集を中心に据え、外部受験を目指し
    た指導体制の強化を進めるなど、いろいろな内部努力がなされていま
    す。難度はこれ以上下がるとは思われず、他大学への進学や運動クラ
    ブの活躍などを考えると、現時点では狙い目の学校と言えます。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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