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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■お茶の水女子大学附属中学校

 =交 通= 地下鉄丸ノ内線「茗荷谷」、地下鉄有楽町線「護国寺」

 =ミニ情報= (1)男・女 (2)<抽>1/14 <筆>2/3
        (3)男10名 女20名 (4)4科+音・図・家・運動
        (5)男:統52日44四45 女:統63日59四58

      注)1.上記偏差値は2003年入試の結果偏差値
        2.最近は男子の1次抽選が実施されていない


 算数 <時間:40分、満点:非公表、難度:C>

    大問5・6題、設問約15問。式や考え方も答える設問や作図が含ま
    れるが、その数は年によって異なる。

    大問1計算問題、2数の性質・割合・単位・平面図形・立体図形など
    の一行問題、大問3以降は条件を整理して解く文章題や作図を含む平
    面図形の問題などである。出題範囲に大きな変化はないが、従来より
    も私立に近い出題に変わってきた。特に図形の問題は大きく変わり、
    複合図形の面積や容積の問題は私立中堅レベルの学校とほとんど同じ
    内容になっている。

    2003年「犬が動ける範囲の面積」を別に解説している。私立でもよく
    出される問題だが、作図が含まれている点で国立の特色が表れている。

    難しいものではないので、塾のテキストで基本から標準レベルの問題
    を中心に勉強していけばよい。作図はかなり易しくなったので、過去
    問から作図だけを抜き出して練習するのもいいだろう。女子は合格点
    が高いので計算で不注意なミスをしないように注意深く解こう。女子
    は抽選を経てようやく入試となる。従って、併願する私立中の対策を
    優先する方が良い。

    合格点の目安は男子55〜65%、女子85%〜。


 国語 <時間:40分、満点:非公表、難度:B>

    大問3題、設問15問前後。記述が6〜10問含まれる。

    大問は放送による問題、一般的な読解問題、作文と語句の問題で、読
    解問題以外の2題は他校ではほとんど出されない。放送による問題は
    読まれた文章を聞き取り解答用紙の問いに答えるものである。読解問
    題は小説文・随筆文・論説文などいろいろなものが出され、いずれも
    分り易い文章である。作文は自分の意見とその根拠をまとめて100
    字程度で書くもので、長めの記述問題に近い形式である。以前に比べ
    て時間的余裕ができたのでじっくり考えて記述する必要がある。

    記述が増えたが難関私立中の問題ほど難しいものではない。形式や設
    問の特色に慣れることが大切である。過去問には早めから取り組み繰
    り返し練習すること。また、放送問題に備えて普段から相手の話を正
    確に聞き取る訓練を心がけよう。トップの女子校が併願校ならばその
    学校の対策を優先して、練習問題の1つとして過去問を使うと良い。

    合格点の目安は男子40〜50%、女子70〜80%。


 理科 <時間:40分、満点:非公表、難度:D〜C>

    大問3〜5題、設問約20問。記述や図示が計約5問含まれる。

    大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出されるが、年によって出
    されない分野もある。従来通り、実験や観察の方法、自然科学に関す
    る基本法則、目で見られる物質の特徴や性質など、科学の基礎事項の
    理解を診るものが中心である。が、細かい知識問題も増えて私立中の
    問題と差があまりなくなってきた。

    塾のテキストなどで重要な基本知識を抜き出し覚えることが大切であ
    る。実験・観察方法は学校の教科書も使い、図を写し取り結果もまと
    めておこう。私立中との差が小さくなったので、併願校の勉強とあわ
    せて問題練習ができるようになった。が、入試直前には必ず過去問を
    繰り返し解いておくことが絶対に必要である。

    合格点の目安は男子55〜65%、女子75〜90%。


 社会 <時間:40分、満点:非公表、難度:D〜C>

    大問3題、設問約20問。記述が約5問含まれている。

    大問は地理・歴史・公民の分野別に出されるが、公民は日本の政治や
    国際関係以外に環境などを総合的に問うものも出される。従来から出
    題内容が私立中に近いので変化は少ない。ただし、細かい知識問題は
    少なく、図・表・写真などの数多くの基本資料を見て考えるものが多
    いのが特色である。

    併願する私立中への対策と特に区別する必要はない。塾のテキストを
    もとに基本事項の暗記を進めるのが良い。特に白地図や年表作成など
    の作業をしながら覚えていくと効率的である。また、テキストや教科
    書にある資料は必ず覚えておこう。小6の9月以降は模擬テストでい
    ろいろな問題に慣れることも大切である。

    合格点の目安は男子55〜65%、女子75〜90%。


 総合 併設の高校は女子校のため、以下の内容は女子のみを考えて記す。

    珍しい全教科入試が続いているが、算数・国語・理科・社会の4教科
    の配点が大きい。実技教科では大きく失点をしないように過去問を参
    考に勉強しよう。試験時間が変わり、短時間で高得点を取らなくては
    ならない形式ではなくなった。実技教科も含めバランスの取れた学力
    を持つことが合格の条件となっている。

    国立中は最近では抽選倍率が低くなり実質上無抽選に近い学校も多い
    が、この学校の女子だけは例外である。運良く抽選に通らなければ受
    験もできない。第1志望にはしにくいので他の国立中とあわせて勉強
    することを勧める。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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