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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■桐蔭学園中学校/桐蔭学園中等教育学校

 =交 通= 東急田園都市線/市営地下鉄線「あざみ野」、東急田園都市線
       「市ヶ尾」・「青葉台」、小田急小田原線「柿生」、小田急小
       田原線・多摩線「新百合ヶ丘」、JR横浜線「中山」

 =ミニ情報=<中学校>
       (1)男・女 (2)<1>2/1 <2>2/3 <3>2/5
       (3)<1>男130名 女90名 <2>男90名 女70名 <3>男40名 女20名
       (4)<1><2>2科4科選択 <3>4科
       (5)<1>男:統54日48四46 女:統50日44四42
         <2>男:統54日49四45 女:統51日47四42
         <3>男:統54日52四44 女:統54日47四44
       <中等教育学校(男子)/中等教育コース(女子)>
       (1)男・女 (2)<1>2/1 <2>2/3 <3>2/5
       (3)<1>男50名 女10名 <2>男50名 女10名 <3>男50名 女10名
       (4)4科
       (5)<1>男:統58日48四51 女:統53日47四48
         <2>男:統61日49四51 女:統56日51四51
         <3>男:統62日52四51 女:統60日51四52

     注)1.上記偏差値は2003年入試の結果偏差値
       2.2003年に長い間続いたマーク式テストからオーソドックス
         な解答記入式に変更された


 算数 <テスト1:時間40分、満点:100点、難度:C>
    <テスト2:時間40分、満点:100点、難度:B>

    出題内容に大きな変化はなく、テスト1は大問7・8題、設問約15
    問、テスト2は大問3・4題、設問約10問。式や考え方も答える設
    問は出されない。

    テスト1は計算・速さ・割合・図形などの小問、テスト2は数の性質
    ・場合の数・速さ・規則性などの大問が出される。テスト1は計算力
    や公式などの知識の正確さを診るもので、形式変更の影響はほとんど
    ない。テスト2は工夫しながら考える力が主に診られているが、従来
    あった考え方の順序に合わせた多数の設問がなくなり、自分で完全な
    解答を作る力が要求されるようになった。

    2002年「三角形の面積比」を別に解説している。他の学校でもとても
    よく出される問題である。
    
    塾の授業と宿題・復習で数多くの問題練習をすることが基本である。
    出題単元がほぼ一定しているので、小6の9月以降は図形・数の問題
    を中心に勉強するのが一般的である。過去問を参考に 問題集から類
    題を見つけ繰り返す方法も実力をつける。また、過去問は形式を2003
    年のものにあわせるために、空欄をなくしてから解くと良いだろう。

    合格点の目安は男子45〜55%、女子40〜50%。中等学校と中
    等コースは10%ほど高くなる。


 国語 <時間:50分、満点:150点、難度:D〜C>

    大問2・3題、設問約30問。記述が出されることもある。

    出題形式が変わっても問題内容の変化はあまりない。読解問題2題と
    漢字・語句問題が出されることが多い。読解問題は小説文か随筆文1
    題、説明文か論説文1題で、小説文ははかなり長い。設問はいろいろ
    なものが含まれ、純粋な読解問題は少ないのが特色である。2001年に
    は記述問題が出されたが、2003年には抜き書き式に変わった。細かい
    設問式の変更は続くかもしれない。

    形式以外に特に変わった設問はないので、塾の授業と復習を中心に勉
    強すればいいだろう。他には標準レベルの読解問題を多数練習すると
    良い。短時間で読んで解く練習をすることも大切である。一部に区別
    しにくい選択肢があるので、過去問では解答・解説を参考に選択肢の
    選び方に慣れることが重要である。

    合格点の目安は男子50〜60%、女子55〜65%。中等学校と中
    等コースは10%ほど高くなる。


 理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>

    大問4題、設問約40問。計算は出題内容によって出されないことも
    ある。

    大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。解答形式の変化
    や募集方法の変更に合わせて設問数が増えた。特に計算が増えて以前
    の出題内容に近づいている。どの分野も実験や観察に関する問題が中
    心で、生物や物理は実験データに基づいて考えさせる問題が出される
    ことがある。また、従来から他の学校では出題が少ない光や音なども
    出され、特定の範囲に出題が集中しないように作問されている。

    塾の授業に合わせて全範囲を漏れなく勉強することが大切である。難
    しい計算が出されることが多い物理や化学では、基本の解法をまとめ
    てから何度も練習することである。なお、物理や地学は単元が交代で
    出されることが多いので、前年までの出題内容を調べ、出される可能
    性が大きいものの目安をつけて勉強すると良い。

    合格点の目安は男子45〜55%、女子35〜45%。中等学校と中
    等コースは10%ほど高くなる。


 社会 <時間:40分、満点:100点、難度:C>

    大問5題、設問約50問。記述や漢字指定は出されない。

    大問は地理2題、歴史2題、公民1題。地理や公民で時事的な内容が
    出されることもある。これまでは地図や写真など、資料をもとに考え
    る問題がよく出されたが、最近はほとんど見られなくなった。全問選
    択式で選び方の条件が設問ごとに異なるのが特色である。設問で読み
    落としをすると思わぬ失点をしてしまうので注意が必要である。

    塾の授業と宿題・復習を通じて基本知識を正確に覚える学習が基本で
    ある。テキストで太字になっている重要語句は必ずノートやカードな
    どに書き出しチェックを繰り返し覚えよう。また、問題練習や模試の
    復習として、問題に関連する事がらを参考書や地図帳などで調べて内
    容を確認しながら覚えていく勉強も必要である。入試直前には時事問
    題集で重要な用語のチェックもしよう。

    合格点の目安は男女とも45〜55%。中等学校と中等コースは10
    %ほど高くなる。


 総合 以前から問題の難度が受験生の学力レベルに比べたいへん高く、合格
    点が低い学校だった。問題形式の変化で少し変わってくるかもしれな
    い。必ず説明会などで出題情報を得なくてならない。

    東大合格者数を大きく伸ばし100名を超えた時期もあったほどで、
    最近は50名前後でほぼ一定している。また、早慶など主要私立大の
    合格者数は付属校を除き全国第1位を続けている。このような合格状
    況は基準偏差値が10以上も高い学校と比べても優れたものである。
    当分は狙い目の学校と言える。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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