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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■茗渓学園中学校

 =交 通= JR常磐快速線「荒川沖」または「土浦」

 =ミニ情報=(1)男・女
       (2)<推薦>1/10 <一般><1>1/10・11 <2>1/27
       (3)<推薦>60名 <一般><1>145名 <2>20名
       (4)<推薦>2科 <一般>4科
       (5)<一般><1>男:統50日45四45 女:統53日--四49
            <2>男:統53日47四44 女:統53日--四47

     注)1.上記はすべて2004年入試。偏差値は2004年結果偏差値。
        --はデータなし
       2.2005年入試は、<推薦>1/8 <一般><1>1/8・9 <2>1/27 に
        変更。試験科目・定員には変更なし


 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:D>

    大問5題、設問25〜30問。式や考え方も答える設問が全体のほぼ
    4分の1を占める。

    大問1計算、2割合・速さ・場合の数・平面図形などの一行問題、3
    〜6数の性質・速さとグラフ・場合の数・平面図形・立体図形などの
    問題である。基本問題が中心でほぼ易しい順に並んでいる。計算と基
    礎知識の正確さと処理のスピードが要求される。以前よりも設問が少
    なくなっているが、難度に大きな変化はない。考え方の式と説明、計
    算法が書かれていれば特に問題はない。

    2004年「移動の様子を表すグラフ」の問題を別に解説している。2人
    の動きを考える問題で中堅以下の学校でもよく出される内容である。

    難問はないため多くの塾のテキストでは練習問題が難しすぎる。例題
    と基本問題の繰り返しで、正確な解法を覚えればよい。その他に一行
    問題の多い計算問題集を用意し、ほぼ毎日、計算問題と一行問題合計
    20問くらいを目安に解くといいだろう。過去問は小6の9月頃から
    始め、出題傾向を知っておく必要がある。試験の際には、計算ミスを
    しないように確かめをしながら解くことが大切である。

    合格点の目安は男子65〜75%、女子60〜70%。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:C>

    2004年は大問2題、設問30問ほど。記述が5問程度出される。

    大問は読解問題2題で、2003年までは他に知識問題が3題だされた。
    知識問題は漢字の読み・書き、いろいろな語句や文法の問題で、2004
    年は読解問題に組み込まれ数が減った。読解はふつう小説文と論説文
    が1題ずつ出され、2004年には選択問題が減った。文章はわかりやす
    い内容のものが選ばれているが、設問は本文や設問の文章をよく読む
    ことを要求している。

    塾の授業とその復習を中心にした勉強を進めていけばよい。特に知識
    問題に関しては塾の漢字テストなどの小テストを定着の確認として利
    用するとよい。読解の練習は易しめの文章の問題を数多く練習すると
    いいだろう。練習の後で時々内容を要約したり意見を書いたりすると
    記述練習になる。過去問は小6の9月頃から何度もやり形式に慣れて
    時間配分も考えておくことも大切である。。

    合格点の目安はふつう男子55〜65%、女子60〜70%。


 理科 <時間:50分、満点:100点、難度:D〜C>

    大問10題前後、設問約50問。計算が5問前後、記述や図示が5〜
    10問出される。

    大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。各分野の大問が
    2題以上あり、出題範囲はとても広い。従来から学校の教科書にある
    基本事項に関する問題が数多く出されているのが特色である。設問で
    は短い文章で理科的な現象を説明させたり、実験方法の不備な点や実
    験結果が異なる原因を説明させたりなど、単なる暗記では対処できな
    い問題が出されることもある。

    特別に受験勉強をしていない生徒にも解ける問題として作られている
    ので、学校の授業内容もきちんと整理して覚えておくと能率がよい。
    特に学校の実験には積極的に参加し、基本的な実験や観察の方法や結
    果を覚えておくとよい。塾のテキストは問題を解くだけでなく、本文
    を何度も読んでおく必要がある。過去問には小6の9月頃から取り組
    んで問題の形式に慣れておくことである。

    合格点の目安はふつう男子50〜65%、女子45〜60%。


 社会 <時間:50分、満点:100点、難度:D〜C>

    大問7題、設問65〜75問。記述が1・2問出され、「漢字で答え
    られるところはできるだけ漢字を使いなさい」という指示がある。

    大問は地理・歴史・公民の分野別で、他に時事問題が出される。時事
    問題を除けば各分野の基礎知識を答える設問がほとんどである。設問
    数が多いので条件の読み落としなど、不注意で失点をしやすい。時事
    問題は試験の前年のできごとを中心に内容の正誤を判断するもので、
    一般には社会科の範囲とはされない事柄が含まれることもある。

    塾の授業に合わせて無駄なく基本事項を正確に覚えていくことが大切
    である。テキストの太字で強調されている用語とその内容を覚えるの
    が良い。書き抜いてまとめノートを作成したり、暗記カードを作った
    りして小テストを繰り返すと効率的な勉強ができる。問題練習は基本
    から標準レベルの問題に絞って繰り返し練習するとよい。過去問は時
    間配分を考えるために小6の11月頃から始めるといいだろう。

    合格点の目安は男女とも60〜70%。


 総合 4教科とも学校の教科書レベルから中学入試の中級レベルが出題され
    る。比較的易しい設問を数多く出すので、知識が正確で読み書きのス
    ピードがある生徒には特に有利である。

    東京教育大学(現筑波大学)の同窓会が創立した学校で、長く茨城県
    を代表する私立進学校だった。近年、県立の土浦一高や私立の江戸川
    取手などを学力上位の生徒が選ぶ傾向が強まり、進学実績は伸び悩ん
    でいる。一般入試を2回に増やすなどの入試改革を進めて易化には一
    応の歯止めがかかった。周辺には筑波研究学園都市があり、公立小・
    中学生の学力は全国トップレベルとも言われ、再び進学実績が伸びる
    可能性も高い。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。
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