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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値
  を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚
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■国立大学法人東京学芸大学附属世田谷中学校

 =交 通= 東急田園都市線「駒沢大学」、東急東横線・大井町線「自由が        丘」、小田急小田原線「成城学園前」など  =ミニ情報=(1)男・女 (2)<抽選>1/16 <筆答>2/3 (3)男30名 女30名        (4)4科 (5)男:統66日59四59 女:統66日62四62      注)1.上記はすべて2004年入試。偏差値は2004年結果偏差値        2.2005年は抽選が廃止され、出願者全員が筆答・面接を受験で         きる  算数 <時間:40分、満点:100点、難度:C>     大問6〜8題、設問17・18問。式や考え方を答える設問も出され     る。     大問1は計算・速さ・面積・速さなどの一行問題になる場合と数の性     質などの問題が出される場合がある。大問2〜8割合・速さ・数の性     質・規則性・場合の数・平面図形・立体図形などの問題である。他の     学校でよく出される割合・速さの問題はとても少なく、規則性・場合     の数・平面図形の出題が特に多い。同じ単元の問題が2・3題出され     ることがあり、大問数が多いにも関わらず出題範囲の偏りが目立つ。          2004年「規則性の総合問題」を別に解説している。いろいろな考え方     を使って解く問題だが、同レベルの私立中ほど難しくはない。     よく出される単元を中心に基本的な考え方を正確に覚えることが大切     である。しかし、多くの場合入試難度の高い私立中を併願していると     思われるので、その私立中に向けての対策をすれば良い。小6の12     月以降、過去問と類題の練習に取り組み、図形の性質を考える問題、     図形を題材にした場合の数・規則性の問題を繰り返し練習する必要が     ある。設問の形式に作図その他の独特の形式のものも含まれているの     で問題慣れが大切になる。     合格点の目安は男女とも60〜80%。年により出題内容が異なるの     で上下の幅が大きい。  国語 <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>     大問2〜4題、設問25問前後。記述が5問程度出される。     大問は読解問題2・3題、その他に漢字・語句の知識問題が1・2題     出されることがある。読解はふつう小説文1題と説明文1題だが、他     の文章が出されることもある。設問は登場人物の心情や文章の要点に     関する記述もあり、単純なうわべだけの読み方では通用しない。同時     に短時間で内容を正確に読み取る力も要求される。文章を読んで感想     や意見、表現上の特色などを短くまとめて書くという、他の学校では     あまり例がない設問が出されることがある。     基本的な勉強内容は併願する私立中と同じでかまわない。小6の9月     以降、各塾で行われる難関・上位の私立中に向けた記述対策や、いろ     いろな模擬テストを利用して勉強を進めると良い。記述練習が足りな     い場合には、解いた問題の文章を使って感想・要約を書くのも良い。     なお、設問の表現が独特なので、入試直前には過去問を繰り返し練習     して慣れておくことが必要である。     合格点の目安は男子65〜75%、女子70〜85%。  理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C>     大問5・6題、設問25問前後。記述が5問程度、計算は出題内容に     より出されることもある。     大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。他の国立大附属     中と同様に基本的な実験・観察に関する問題が多いのが特色である。     実験・観察に関する基礎知識をそのまま問うものから結果をもとに考     察するものまでいろいろな内容が出される。例えば、器具の使い方や     危険を防ぐ方法なども出されている。記述があるために難しいように     見えるが、同レベルの私立中に比べると計算や細かい事がらを問うも     のがないのでかなり易しい。     学校の教科書も含めて、分野の知識事項を正確に覚えておくことが大     切である。ただし、併願する私立中の方が内容が多いのでそちらの対     策をしておけば特に問題はない。テキスト・参考書の内容をノートに     整理することや数多くの問題を練習することでいろいろ問題形式に慣     れると良い。一見すると変わった題材を扱った問題や、理由の記述な     どもあるので、それに慣れるために小6の12月以降過去問を何度か     練習しておくとよい。     合格点の目安は男女とも65〜80%。  社会  <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>     大問3〜5題、設問20〜40問。記述が5〜10問出される。     大問は地理・歴史・公民の分野別に出される。地図や統計などの資料     を見て考える問題が多く、問題用紙の枚数が増え設問数以上に問題量     が多いように感じられる。2004年には空欄に当てはまる語句を入れる     設問が出されたので設問数が大幅に増えた。その分記述や表にまとめ     る設問が減り私立中の形式にに近づいた。今後はより正確な知識が要     求されるようになるかもしれない。     長く私立中と異なる問題が出されてきたので、再び出題形式が変わる     ことも考えた勉強する方が良い。要求される知識は同レベルの私立中     より少なく基本的なものなので、私立中にあわせて塾のテキスト・問     題集、その他の参考書で知識の確認と問題練習をしていけばよい。記     述が少ない私立中を併願する場合には、過去問を何度も解いて練習す     ることが大切である。記述が多い私立中を併願する場合は、入試直前     に過去問を3年分程度解いておけば特に問題はない。     合格点の目安は男女とも60〜70%。  総合 4科の問題は内容・形式ともほぼそろっており、難度のバランスも取     れている。短い記述が多く出されるので、文章を簡潔にまとめること     ができる受験生には特に有利である。募集が少ない上に上位の受験生     の学力差がとても小さいので、不注意な間違いがたったひとつでも合     否を分ける可能性がある。慎重に解答していくことが必要である。     学芸大附属中は他の国立大附属に比べて併設高校に進むことができる     枠が小さく、また通知票の評価が低いと出願さえもできないことがあ     る。そのために一時期ほどの人気はない。また、地域的に競合する私     立中が多く、従来はこの学校を受けていた学力レベルの生徒でも、か     なりの数が入試日が同じ私立中を受験している。今後も他の私立中の     入試日変更によって難度の上下する可能性が大きい。 ----------------------------------------------------------------------  難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を       5段階に分類したものです。           A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい       E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間         を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------