======================================================================== ミニ情報の(番号)は (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値 を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚 ------------------------------------------------------------------------■成城中学校
=交 通= 地下鉄大江戸線「牛込柳町」、地下鉄東西線「早稲田」、地下 鉄新宿線「曙橋」 =ミニ情報=(1)男子 (2)<1>2/1 <2>2/3 (3)<1>100名 <2>140名 (4)2科4科選択 (5)<1>統57日46四50 <2>統55日51四50 注)上記は2005年入試。偏差値は2005年結果偏差値 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:C> 大問9・10題、設問15〜18問。式や考え方も答える設問は出さ れない。 大問1・2計算、3〜10数の性質・割合・速さ・平面図形・立体図 形・規則性・場合の数などの問題である。ほとんどの大問が設問1・ 2問の小問で、すべて空欄の数値を求める問題である。このような形 式の設問では空欄の前後をよく読み、適する形で書くことが必要であ る。ミスをしやすいので注意して解かなくてはならない。出題範囲が 広く、他の多くの男子進学校のように出題内容の偏りは全く見られな い。基本の考え方を正確に身につけているかどうかを診るため、難問 や奇問も一切出されない。易しく感じられるが、良問が揃っている。 2005年「相似と線分の長さ・面積」を別に解説している。同種の問題 は他校でもよく出されるので練習問題として利用するのもよい。 すべての単元で漏れがないように勉強することが必要である。まず、 塾の授業に合わせ、テキストや問題集で基本から標準問題を繰り返し 練習していくとよい。さらに、小6の夏休みは計算・一行問題を解き ながら各単元の基本事項の総整理を行うとよい。最終的には問題を見 たらすぐに基本の解法が思い浮かぶようになる必要がある。その後、 過去問や模擬テストに取り組んで実際の入試レベルの問題に慣れてい くとよい。なお、併願校が試行錯誤をさせる難問を出す場合、そちら の学校の対策を優先する方がよい。 合格点の目安は55〜65%。 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:D〜C> 大問3題、設問40問前後。記述は2・3問出される。 大問は読解問題2題、漢字の書き取り1題である。いろいろな種類の 文章が出されるが、小説文・随筆文・解説文付きの詩から1題、説明 文・論説文から1題である。内容が難しい文章やとても長い文章は出 されず、読みやすくわかりやすい文章が出される。設問は記述問題が 少なく選択問題が多いので、時間が不足することはない。ただし、選 択肢の中に紛らわしいものが含まれていることが多いので、傍線部の 前後のつながりを考えて慎重に選ぶことが大切である。 多くの問題練習をして読解問題の解答方法に慣れた生徒に向く。塾の テキストや問題集で、指示語や接続語に注意して読み進めることやキ ーワードに着目して選択肢を選ぶことなど、解答の基本を身につける 必要がある。練習量を増やすために、小6の9月以降、各種の模擬テ スト・他の志望校の過去問・一般の入試問題集などで、読解問題に取 り組むとよい。また、書き取りなどの漢字・語句問題も多いので、塾 のものとは別の問題集を用意して計画的に取り組む必要がある。 合格点の目安は50〜65%。 理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C> 大問4・5題、設問40問。計算が5〜10問出される。 大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。独特の天体に関 する時事的な問題は最近は大問として出されることはなくなり、地学 の大問の中で設問として出されるようになった。計算問題が出される 物理・化学は生物・地学より難しい。特に化学変化に関する計算は難 しいものが多い。基本的な知識問題が多い生物・地学でも、説明文中 で難しい専門用語が使われていることも多いので問題に慣れておく必 要がある。 基本の知識に漏れがないよう、塾の授業の復習とその問題練習を中心 に進める必要がある。宿題に加えて問題集で基本から標準レベルの問 題を繰り返し練習するのがよい。物理・化学の計算は基本的なものか ら始めて徐々に難しい問題まで取り組むようにするとよい。時事的な 内容では天体関係が出されるが、環境問題・自然災害・異常な気象現 象などの話題にも関心を持ち、新聞やTVで情報を得ておくとよい。 合格点の目安は45〜60%。 社会 <時間:40分、満点:100点、難度:C> 大問4〜6題、設問約50問。漢字指定が10問以上出される。 大問は地理・歴史・公民の分野別のもの以外に、時事問題やテーマ問 題が出される。特に難しい知識を問われることはなく、各分野の基本 的なことがらに関する問題が中心である。出題の範囲が広く、漢字指 定の設問が多いので、計画的な勉強が要求される。また、日常のでき ごとなどにも関心を向けることも必要である。バランスがよく取れた 出題である。 まず、塾の授業と復習、その内容に合わせた問題練習を中心に進める ことが必要である。あわせて、まとめノート・暗記カードを作成して 確認テストを繰り返すとよい。漢字練習は、テキストの索引を使って 自分でテストをつくるなど、正確に身につけるための工夫が必要であ る。小6の9月以降、攻玉社・世田谷学園など、やや難しい知識問題 を出す進学校の過去問も練習問題として利用するとよい。また、12 月頃には時事問題集で重要語句の確認をして覚えておく必要がある。 合格点の目安は55〜65%。 総合 記述が少ないので取り組みやすい印象を与えるが、単純に正解が出て こないように工夫された設問も多いので注意が必要である。勉強量が 多く、幅広い知識を身につけている生徒に向く。 長く2月3日入試を続け、他校との併願しやすい進学校として中堅・ 上位レベルの受験生の人気を集めてきた。近年、競合する進学校が相 次いで2月3日に入試を設けたことや交通の便が悪かったことなどで 難度を大きく下げていた。しかし、2回入試に変更されたことや地下 鉄大江戸線が開通したことで、受験しやすい学校となり人気が回復し てきた。今後も安定した人気を保っていくだろう。 ---------------------------------------------------------------------- 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を 5段階に分類したものです。 A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間 を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------