======================================================================== ミニ情報の(番号)は (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値 を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚 ------------------------------------------------------------------------■渋谷教育学園幕張中学校
=交 通= JR京葉線「海浜幕張」、JR中央総武緩行線「幕張」、京成千葉 線「京成幕張」 =ミニ情報=(1)男・女 (2)<1>1/22 <2>2/2 (3)<1>180名 <2>40名 (4)4科 (5)<1>男:統69日63四66、女:統69日64四67 <2>男:統67日63四65、女:統67日64四66 注)1.上記は2005年入試。偏差値は2005年結果偏差値 2.2006年入試は<1>1/21 <2>2/2に変更 算数 <時間:50分、満点:100点、難度B> 大問6題、設問12〜15問。作図や式や考え方も答える設問が出さ れる。 計算や一行問題は出されない。大問は毎年ほぼ一定しており、数の性 質・割合・速さ・規則性・場合の数・平面図形・立体図形から出され ている。問題文や例を参考に思考力を要求する問題が出される。いろ いろと試行しながら解いていく規則性や場合の数の問題が特に多く、 以前の麻布・開成・武蔵などの出題内容に近い。作図が続けて出され ていることも特色である。 2005年「速さとグラフ」の問題を別に解説している。2人の隔たりを 表すグラフから移動の様子を読み取る問題で、他校でも何度か出され たことがある。 各問題で内容を整理して解くことが要求されるので、普段から図・表 ・式などに書き表してから解いていく練習が大切である。特に規則性 や場合の数ではルールを発見するためにも必要である。塾の授業に合 わせて計画的に標準から上級レベルの問題まで練習していくとよい。 小6の夏休み以降に過去問を解いて内容を確認し、その後、類題を探 して練習することが必要である。他の難関校、特に男子校の問題を練 習問題として使うとよい。 合格点の目安は男女とも50〜70%。 国語 <時間:50分、満点:100点、難度C〜B> 大問2題、設問25〜35問。記述が5問程度出される。 大問は2題とも読解問題で、漢字・語句などの知識問題も含まれる。 読解は小説文1題、論説文か説明文1題で、小説文はとても長いもの が出されることが多い。以前に比べ知識問題が減ったので全体の設問 数も減っている。ただし、文章で使われている言葉や表現は小学生に は難しいものが多いので、高い語彙力も要求されている。バランスの 取れた学力が必要である。 普段から小説・物語以外にもいろいろなものを読んで文章に慣れてお く必要がある。新聞のコラムは語彙力や速読力を養い内容を把握する 練習に適している。また、週に1、2度はその内容を要約する練習を するとよい。問題練習は塾のテキストや問題集では不足なので、毎月 2回程度模擬テストを受け、さらに他の難関校の過去問を解くことが 必要である。 合格点の目安は男女とも55〜75%。 理科 <時間:40分、満点:75点、難度:B> 大問4題、設問約30問。計算・記述・作図があわせて10問程度出 される。 大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。単純な知識問題 はほとんど出されず、基礎知識を用いて類推する問題、実験や観察の データをもとに考える問題が多く出される。特に、身近なできごとや 題材から考えさせる問題には特色がある。また、物理や化学では法則 を用いたかなり難しい計算が出され、地学でも計算が出されることが ある。 基本事項を単純に暗記するだけでは通用しない。実験や観察の目的や 内容を理解し、いろいろな関連事項を合わせて覚えていくことが必要 である。問題練習以外にいろいろな実験や観察などに積極的に参加す る、図鑑・事典などで詳しく調べる、科学館などの施設やインターネ ットを利用して新しい知識を得るなどに取り組むとよい。小6の9月 からいろいな問題を解いて知識の整理をすることや、いろいろな種類 の模試を受けて問題に慣れることが必要がである。 合格点の目安は男女とも60〜70%。 社会 <時間:40分、満点:75点、難度B> 大問3題、設問約40問。記述が10問程度、漢字指定が3問程度出 される。 大問は地理・歴史・公民の分野別に出されるが、分野を総合したテー マ問題が出されることも多い。多くの図表や長い説明文などの資料を もとに考える問題が中心である。記述式の設問が大幅に増え、かなり 難しくなっている。主に公民で出されることがある時事問題は、事件 や人物の単純な知識を答えるものではなく、その事がらの専門的な内 容まで問われる。 相互の関連性を考えながら覚えていくことが必要である。白地図や分 野別まとめノートを作りながら覚えるとよい。テキストや参考書の本 文や資料はすべて読み、読めない地名・人名などの用語や意味がわか らない用語は必ず調べていくことも大切である。定期的に模擬テスト を受け、さらに他の難関校の過去問も解き、知識を補うことも必要で ある。 合格点の目安は男女とも50〜65%。 総合 学力レベルの高い受験生が集まるために作問の苦労が感じられる。教 科間の難度のバランスはよく取れており、思考力を重視した出題であ る。今後、さらに記述が多くなる可能性が高い。 首都圏最難関の私立中の1つである。入試日が早いので、東京・神奈 川から最上位の学力を持つ受験生が「試し受験」をする。千葉県には 全国の公立高のトップグループに入る県立千葉高や東葛飾高など、難 関公立高があるが、私学の中高一貫の進学校としての高い評価を受け ている。県立千葉高の中高一貫化の影響も考えられるが、今後もその 高い人気を集め続けるだろう。 ---------------------------------------------------------------------- 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を 5段階に分類したものです。 A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間 を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------