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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値
  を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚
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■法政大学第一中学校

 =交 通= JR中央快速線・中央総武緩行線「西荻窪」、JR中央快速線・中        央総武緩行線/京王井の頭線「吉祥寺」、西武新宿線「上石神        井」・「武蔵関」、西武池袋線「大泉学園」  =ミニ情報=(1)男子 (2)<1>2/1 <2>2/3 (3)<1>15名 <2>90名        (4)<1>作文 <2>2科4科選択        (5)<1>統58日50四50 <2>統57日50四49      注)1.上記は2005年入試。偏差値は2005年結果偏差値        2.2006年入試は下記の通り変更         <1>2/1 30名 4科         <2>2/3 75名 2科4科選択        3.2007年4月三鷹市(東京女子大牟礼キャンパス跡地、最寄駅         は京王井の頭線「井の頭公園」)へ移転。同時に女子募集を         開始の予定  算数 <時間:50分、満点:2科150点 4科100点、難度:D〜C>     大問4・5題、設問約20問。設問の半数が式や考え方も答えるもの     である。     大問1計算・割合・速さ・場合の数・平面図形などの一行問題で、式     や考え方の解答は不要である。2〜5は割合・速さ・グラフ・平面図     形・立体図形などの問題で、すべて式や考え方も答える問題である。     これは「自分の考えた筋道をきちんと表現することが大切だ」という     意図に基づくものである。なお、解答欄はあまり広くないので、表や     図を用いて答えるのではなく、式と説明を簡潔に書く必要がある。     2005年「線分比と面積比」の問題を別に解説している。どの学校でも     よく出される問題である。従来と比べるとやや難しい。     広い範囲から基本・標準レベルの問題が出されるので、正確な基礎知     識を身につけていくことが大切である。塾のテキストで例題・類題を     何度も解くようにするとよい。式や考え方の記述に備えて、塾や学校     での問題練習の時にも必ず式を書いて答えるようにするとよい。小6     の9月以降、過去問を含めて多くの問題練習をしながら知識事項も確     認をする必要がある。あわせて解答方法に慣れるのがよい。     合格点の目安は65〜75%。  国語 <時間:50分、満点:2科150点 4科100点、難度:B>     大問1題、設問15〜20問。読解の設問はすべて記述である。     大問はで長い小説文の読解問題1題である。童話や子ども向けの小説     からの出題が多く、難しい内容の文章はない。漢字の読み書きなど知     識問題や選択式の設問もあるが、中心は8問前後の記述式の設問であ     る。登場人物の心情を言動から読み取って説明するもので、字数制限     はない。学校から示される模範解答から判断すると、枠の大きさで記     述の長さが決まっているようだ。     いろいろな種類の文章に親しんでおくことが必要である。特に小4・     5の時期には文章を読んだ後、あらすじや感想を短くまとめる練習を     するとよい。独特な内容の問題なので過去問を使った記述のトレーニ     ングが特に必要である。最初から上手に書くことはできないものなの     で、模範解答を参考に何度か書き直しながら次第に要領をつかんでい     くとよい。     合格点の目安は50〜65%。  理科 <時間:社会とあわせて60分、満点:50点、難度:D>     大問5題、設問約20問。記述と計算があわせて3〜5問出される。     大問は物理・化学・生物・地学の分野別のもの以外に、各分野の小問     を集めた総合問題が出されることが多い。2005年は総合問題の代わり     に日本のノーベル賞受賞者の研究内容を答える問題が出された。いず     れの大問も各分野の基本知識を問うものが多く、実験や観察に関する     ものが少ない。ただし記述では単純な理由や状況の説明ではなく、自     然などに対する関心の深さを診るものがある。     今後出題内容が変わる可能性があるが、まず基本知識を正確に覚えて     いくことが必要である。塾のテキスト章末のまとめや一問一答の確認     問題集を利用して自己チェックを繰り返すのがよい。問題練習は主に     基本問題に取り組み、誤った問題は正解とその理由を覚えるようにす     ることが大切である。なお模擬テストの問題は入試問題に比べて難し     いので、合否の判定が正確にならない場合がある。過去問の正答状況     を主に判断する方がよい。     合格点の目安は70〜80%。  社会 <時間:理科とあわせて60分、満点:50点、難度:C>     大問3題、設問約20問。記述が5〜7問出される。     大問は地理・歴史・公民の分野別で、地理や公民には時事問題が含ま     れている。単純な選択式の知識問題が少なく、ある事がらの原因や結     果を短くまとめて答える問題が多い。新聞やTVのニュースや特集を     見ていないと答えるのが難しいものもある。工夫された良問が出され     ている。     まずは塾のテキストや問題集にあわせて基本知識を正確に覚えること     が必要である。用語を書いてまとめるだけではなく、簡単な説明を加     えてまとめノートを作成するとよい。大きな自然災害や事故、戦争や     紛争については、内容だけでなく、原因や背景、結果と影響なども調     べておくことが必要である。さらに入試前に時事問題集をやりながら     確認をしておくことも必要である。     合格点の目安は55〜70%。  総合 算数・理科に比べて国語・社会がやや難しい。算数・国語では記述の     得手不得手によって差がつきやすいので、出題形式に慣れた生徒に有     利である。2科の得点を1.5倍して4科と比べるという独特な合否     判定なので、得意教科で高得点が取れるよう準備しておくことが大切     である。     早・慶・上智に次ぐ上位私立大の付属校で内部進学率が高く、大学受     験を意識しないカリキュラムが組まれている。またとても自由な校風     でも知られる。中学入試では進学校志向が強まり、また共学校人気も     高まってきたため、入試難度は大きく下がってきた。学内で準備が進     められてきた付属中・高の共学化が校地移転と時を合わせて決まった     ことで、今後は難化する可能性が大きい。 ----------------------------------------------------------------------  難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を       5段階に分類したものです。           A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい       E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間         を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------