======================================================================== ミニ情報の(番号)は (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値 を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚 ------------------------------------------------------------------------■横浜共立学園中学校
=交 通= JR根岸線「石川町」 =ミニ情報=(1)女子 (2)<A>2/1 <B>2/4 (3)<A>150名 <B>30名 (4)<A>4科 <B>2科 (5)<A>統60日55四57 <B>統69日65四67 注)1.上記は2005年入試。偏差値は2005年結果偏差値 2.算数・国語は<A>の内容。<B>は過去問参照のこと 算数 <時間:45分、満点:100点、難度:C〜B> 大問5題、設問約15問。式や考え方も答える問題は出されない。 大問1計算問題・数の性質・割合・速さ・平面図形などの一行問題、 2〜5割合・速さ・平面図形・立体図形の問題である。単元的にほと んど一定の内容で出され続けており、過去問の研究に計画的に取り組 んでいるかどうかで差がつきやすい。2001年以降、かなり易しい問題 になっているので、計算間違いや解答指定の読み落としなどの不注意 なミスは厳禁である。 2005年「水の深さの変化」を別に解説している。中学入試で最もよく 出される問題の一つである。何度も取り上げたものだがやや難しい。 練習問題としてよい問題である。 計算のスピードと正確さ、公式や性質などの正確な知識が特に必要と なる。上位校としては問題が易しいので、早い時期から難問に取り組 む必要はない。小6の夏休みまでは塾の一般的な授業内容に合わせ、 復習・宿題・問題練習を中心に勉強していけばよい。また、図形の性 質や面積・体積に関する問題は練習量を増やして取り組むとよい。 合格点の目安は60〜75%。 国語 <時間:45分、満点:100点、難度:C〜B> 大問3題、設問約40問。記述が5問程度出される。 大問は漢字の読み書き1題、読解問題が2題である。文法・語法など 知識問題も読解問題に含まれている。読解は随筆文と説明文が主に出 され、設問は選択・抜き書き・記述がバランスよく出される。とても 丁寧につくられた設問が多いので、解答していくことでいろいろな事 がらを知ることができる。出題者はただの試験問題として作問しやす い文章を選んでいるわけではなく、毎年あるテーマを設けてそれにふ さわしい文章を選んでいるように思われる。 知識問題は、出題内容が変わってから細かい知識事項が問われなくな り、塾の勉強内容だけでもほぼ対応できるようになった。漢字テスト などの小テストが毎授業ごとあるならば、それに備えて練習するとよ い。読解は筆者の考えや思いに即して読んでいく必要がある。他の女 子の上位校や難関校の多くに共通する傾向なので、各種の模試や桜蔭 ・女子学院・東洋英和などの過去問も使って随筆文・説明文・論説文 の問題に取り組むとよい。 合格点の目安は60〜75%。 理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C> 大問4・5題、設問30〜40問。記述と計算があわせて10問程度 出される。 大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。試験ごとに重視 される分野が見られ、分野別の問題数が異なる。以前より易しくなり 基本的な知識とそれを用いる力を診る問題に変わっている。ユニーク なテーマ問題が出されることもあるが、設問は一般的なものが多く、 基礎知識確認のために変わった題材を用いていると考える方がよい。 基本的な知識を正確に覚えていることが必要である。私立中学の入試 ではあまり出されないような問題もあるので、国立中の問題や学校の 教科書も参考にしながら勉強するのがよい。特に実験や観察の手順や 装置などは自分で絵に描き説明できるまで覚えておくとよい。問題練 習は特別難しいものを解く必要はないが、併願校の試験問題が難しい 場合にはその学校の対策を優先して内容を決める必要がある。 合格点の目安は60〜70%。 社会 <時間:40分、満点:100点、難度:C> 大問4・5題、設問約50問。漢字指定が3問程度出される。 大問は地理・歴史・公民の分野別と、時事やテーマ問題など3分野の 総合問題1題である。分野別の大問も他分野の事項が問われることが あり、細かい知識問題が出されることがある。設問数が多く解答スピ ードを要求される。しかし、ほとんど基本知識に関するもので難しく はない。いろいろな角度から問われるので、苦手単元を作らずバラン スの取れた知識を持つことが大切である。 正確に基礎事項を覚えることが必要である。漢字で書けるようにして おくのが望ましい。一般的な白地図・年表作成などの作業に加えて、 塾のテキストの太字やまとめなどから独自の用語集を作り、小テスト を繰り返すのがよい。小6の9月以降の模擬テスト、時事問題集の内 容も加えて用語集を作成するとさらによい。 合格点の目安は60〜70%。 総合 従来から丁寧に作られた良問が多く出される。正確な知識を持ち、計 算などの作業力の高い生徒に有利である。併願校の入試問題も考えて 入試対策を立てる必要がある。 安定した進学実績を挙げている人気校である。しかし、共学校人気の 広まったこと、神奈川方面から都内の難関校への受験者が増加したこ とや、同様に高い実績を挙げている横浜雙葉などとの競合もあり、以 前よりやや易しくなっている。定評のある教科指導や情操教育、充実 した施設など、大きな魅力がありお勧めの学校と言える。 ---------------------------------------------------------------------- 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を 5段階に分類したものです。 A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間 を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------