2003年4月23日(水)訪問:東洋英和女学院中学部・高等部は都心港区六本木にある。周辺は都内有数の商業地で、六本木ヒルズの高層ビルも間近に見える。プロテスタント系の学校でキリスト教に基づく指導が展開され、高く評価されてきた。有名大学への進学者も多数で、社会の第一線で活躍している卒業生も多い。いわゆる「お嬢様学校」として知られている。が、それは学校のある一面を見ての表現に過ぎないだろう。学校情報の公開が進み、また2回入試の実施などの改革も行われて、再び大きな注目を集めるようになってきた。中学部長佐藤順子先生、教頭阿久澤紀雄先生にインタビューした。
ほくしん教務統括 中山秋子

「すてきだと思われるように制服を着てほしい」

(中山)
前回の取材では前部長清野先生からお話を伺いました。
佐藤先生が引き継がれてから、とくにお考えになって取り組まれてきたことをお聞かせ下さい。
(佐藤先生)
清野先生はこの東洋英和で授業を受けて卒業後数学科の教師をされて、教頭を経て部長に就任されました。東洋英和の伝統を背負っていらっしゃいました。 私もその方針は継承したいと考えておりました。
(中山)
いろいろなご苦労がおありではなかったかと思います。いかがでしょうか。
(佐藤先生)
何もなかったですね、本当に(笑)。東洋英和は中学部と高等部でそれぞれ、部長と教頭がいて、いつも4人で話をして進めています。困ったことが起こって、一人で「どうしよう」などと思う必要は全くありませんでした。
(阿久澤先生)
現在は中学部、高等部とも牧師の資格のある部長です。 リーダーが牧師だというのはキリスト教の学校としては実に良いことではないかと思います。 キリスト教教育がよりいっそう実践できるな、と歓迎しています。
(中山)
なるほど。では、佐藤先生は中学部長に就任なさって具体的にはどのようなことに取り組まれたのですか。
(佐藤先生)
まず、清野前部長と同様に生活指導に力を入れていこうと考えました。英和生としての自覚を持った立ち居振る舞い、礼儀作法を身につけた女性にぜひ育ってほしいと思いました。
(中山)
それはどのようなことからお始めだったのでしょうか。
(佐藤先生)
そうですね。まずは制服の着かたです。英和の生徒はみな、制服をとても誇りにしています。 その制服をきれいに着る、つまり、きちんと結んだガーネット色のネクタイ、適度なスカート丈、適度な長さのソックスで外から見ても気持ちが良く、すてきに見えるような制服の着こなしをしてもらいたいと考えました。 あとはやはり言葉遣いや挨拶がきちんとできるようにしたいと思ったのです。
(中山)
何か特別なシステムでもおつくりになったのでしょうか。
(佐藤先生)
いえいえ、英和の伝統にそって行いました。新入生が入ってくると、まず英和の卒業生である教師がネクタイの結び方から指導します。その後は礼拝などを通じて「制服を大切に着てほしい」というように伝えてきます。もちろん担任や生活指導担当の教師も指導を行います。
(中山)
学校によっては「制服のきれいな着かたを指導するのはたいへんなことだ」とおっしゃる場合があります。東洋英和の場合は制服にあこがれて入学してくる生徒も多いと思いますが、いかかがでしょうか。
(佐藤先生)
最近の子どもたちは私たちと感覚が違うのでなかなか...(苦笑)。特にスカート丈は気になりますね。
(中山)
東洋英和の制服には短いスカート丈は似合わないように思います。 バランスが崩れているのは美しくないですね。
(佐藤先生)
そうですね。時々、卒業生の方々からも「スカート丈が短いのはとてもおかしい」というお電話を頂戴します。ハイソックスを履くからスカートが短くなるのだろうと考え、規定のものを設けることにしました。
(中山)
新たに規定のものを設けられたわけですね。
(佐藤先生)
いえいえ、従来からハイソックスは認められていなかったのです。基本となるものは決まっていましたが、それに準じたものという形だったのです。生徒が自分で判断して守るように指導をしていたのです。
(中山)
それがなかなか守られなかったということでしょうか。
(佐藤先生)
そうですね。うまく指導できなかったと言われればそれまでなのですが。
(阿久澤先生)
生徒たちには社会的な影響がストレートに出てくるのです。良いとかきれいだとかいう判断なしに流行を追う(苦笑)、そういうような生徒が多くなっていますね。以前、ルーズソックスが流行した時にも最終的には学校で禁止しました。それですぐになくなりましたが。
(中山)
決まったことをきちんと守っていけるのは、生徒の皆さんがしっかりしている証拠だと思います。
(佐藤先生)
そうでしょうね。生徒の作る生活活動委員会というものがあります。そのメンバーの生徒の話し合いの中で「今の自分たちのスカート丈はあまりに短すぎる、ハイソックスは本来禁止のはずなのにそう理解していないものが多い」ということで、「決まりを守るには学校規定のソックスができる方が良い」という意見にまとまりました。
(中山)
生徒の皆さんが自発的にそのような結論に達するのは難しいことが多いのではないでしょうか。そこにいたるにはいろいろとご苦労もおありだったと思います。
(佐藤先生)
ええ、担当の教師は一生懸命に対応しました。英和は生徒を頭ごなしに決めて押しつけるという形は決して採りません。きちんと話をして納得させていきます。

「中1から基礎力を養うために補習を行うようにした」

(中山)
そのような生活指導の面では保護者の方々のご協力が特に必要ではないでしょうか。
(佐藤先生)
本当にそうですね。折に触れて「ご家庭でもこのようにご指導ください」とお願いしています。
(中山)
最近は保護者の考えも多様化しているので、ご協力いただくのは余計に大変になっていませんでしょうか。
(佐藤先生)
そんなに大変だとは思いません。実際、茶髪がどうしていけないのかとお考えのご家庭もあります。が、ほとんどのご家庭は学校の指導について支持をして下さいます。ありがたいことですね。
(阿久澤先生)
茶髪にする生徒のご両親も茶髪の場合が多いですね。現在は価値観が多様化していますから、そのような価値観のご家庭もあると思います。親御さんが良いとおっしゃれば子どもたちはそうしてしまいます。ただ、時と場というものがあるだろうと思うのです。まさかお葬式の時に赤い服は着て行きませんでしょう。学校という勉強の場にも相応しい身だしなみがあると分かってほしいと思い話します。
(中山)
そうですね。そのことが分かるように辛抱強く説得されるのですね。
(阿久澤先生)
そうです。本当に辛抱強くです。ある意味ではしんどいことですが。
(中山)
説得する上で注意されていることはありませんか。
(佐藤先生)
1つには繰り返し言うことです。「うるさい」と思われても信念を持って続けなくてはなりません。あとは、教師全員が同じ心になって続けることですね。教師によって言うことが違えば、生徒は「本当に守らなくてはならないのか」と思ってしまいます。
(中山)
先生方の意思を統一するための指導も大変でしょう。
(阿久澤先生)
そうですね。意思を統一するのも大切ですが、生徒が自分から行うようにようにするのがもっと大切です。学校のような集団教育を行う場では、集団の自助作用が大きいか小さいかが問題になります。その自助作用が高まるように働きかけることも必要です。
(中山)
具体的にはどのようなことですか。
(阿久澤先生)
例えば、こういうことがありました。最近のことです。礼拝でも生徒はしゃべってしまいがちです。そのようなときには教師が立って注意したり、当番の生徒が立って注意したりします。 そのうち生徒の宗教委員会で「礼拝でしゃべるのは問題だ」ととりあげました。そしていろいろな形で活動を始めました。このように生徒自身が問題点に気づいた場合、自ら改めていける力を発揮していけるような場面を作っていきたいと思っています。
(中山)
そのようなことができるのは、先生方の努力の結果でしょうね。
(佐藤先生)
私は礼拝で話をする時や授業をする時に生徒の顔を一人一人見ています。他の教師も同じように生徒たちをよく観察しています。それだから気づいたときに対応できると思っています。
(中山)
わかりました。その他に佐藤先生が新しくお始めになった取り組みをお話いただけますか。
(佐藤先生)
中1から補習授業を始めたことでしょうか。
(中山)
詳しくお話しください。
(阿久澤先生)
従来、中3だけで指名者の補習を行っていました。進学のための学力テストで成績が芳しくなかった生徒に対して、高等部に進学する準備として管理し強制的に半年間だけ行うのです。校長が「それじゃ、遅すぎる」と言ったことで変わりました。
(中山)
佐藤先生は、なぜそのようにおっしゃったのですか。
(佐藤先生)
最初の中間試験と期末試験をやれば、生徒の現状の学力はわかるでしょう。最初に基礎学力をきちんと付けて、高等部へ送り出すことが大切だと思ったのです。
(阿久澤先生)
それで、指名補習という形で後期から始めます。生徒には「力を伸ばすには手助けが必要だと思うよ」と言って伝えます。数学では15、6人が毎朝やっていました。
(佐藤先生)
そのほかに、読書力をつけるために系統的な指導を始めました。読書週間を設け、課題図書を決めて読むことにしました。感想をまとめることを6年間続けていくようにしました。
(中山)
読書量が減り国語力が低下している状況を考えるととても良いことですね。 成果があがることを期待しております。
(佐藤先生)
私たちもそう希望しています。
(中山)
ところで、佐藤先生は授業をお持ちなのでしょうか。
佐藤先生
はい、聖書の授業を持っています。普通は中1を担当するのですが今年は中3の授業を担当しています。旧約聖書イントロダクションをとりあげます。どのような内容の書物であるかという話をします。
(中山)
難しい内容のお話も多いと思いますが、授業でされたお話の内容をよろしければご紹介いただけますか。
(佐藤先生)
はい、では先日のことをお伝えしましょう。 この間、キリストの復活に合わせて感謝献金を捧げたのです。これを私たちは克己献金と呼んでいます。今度はクリスマスにキリストの誕生を感謝する献金をするので、どのような心構えで献金を捧げる準備をしようかと話をしました。その中で「慌ててお財布のお掃除みたいにじゃらじゃらと捧げるのではなくて、いただいている恵みを自覚して、困っている人に喜んで捧げよう、そういう思いで準備をしよう」と話しました。
(中山)
「お財布のお掃除」という表現は生徒の皆さんにはとてもわかりやすいものだと思います。
(佐藤先生)
そうだったようです。でもたまにはそういうことがあるのですよ(笑)。

「学校に来て実際の姿を見てほしい」

(中山)
情報公開のシステムも整ってきたように思いますが、いかがでしょうか。
(佐藤先生)
私は公開できる情報はどんどん公開すべきだと考えていますが、英和はまだまだ遅れています(苦笑)。
(中山)
正直なところ女子の伝統校の情報公開は遅れていました。それが原因で本当に力がある学校なのに正当に評価されていないと感じていました。
(佐藤先生)
変わってきているのは阿久澤教頭の働きが大きいからです。 情報公開の必要を説いてくれました。また、毎年の音楽祭へのご案内などは、阿久澤教頭が一通ずつ丁寧に手書きをして出します。
(中山)
そうだったのですか。わたくしどもも頂戴しております。手のぬくもりを感じておりました。失礼ですが、それとHPによる情報公開とはご担当は別かしらと思っておりました(笑)。
阿久澤先生がそのようにお考えになったきっかけをお話下さいますか。
(阿久澤先生)
私は英和で指導をして長いのです。英和ではとても良い教育が行われていると自負しています。が、先ほど言われたとおり、その教育の内容があまり理解されていないと感じることが多かったのです。
(中山)
どのような点でしょう。差し障りがないところで構いません。お話いただけますか。
(阿久澤先生)
英和はよく「お嬢様学校」と言われていますが、現実は違います(笑)。生徒の多くは入学後びっくりしたと言っています。活発な生徒がとても多い学校ですからね。
(中山)
昔からあるイメージで語られることが多いからでしょうか。保護者のイメージはなかなか変わりません。繰り返しになりますが、学校からの情報公開が必要だと思います。
(阿久澤先生)
そうでしょうね。私もこれではとても英和が目指す教育や実際の学校の姿が正確に伝わらないと感じました。極端な話、「英和は縁故で入ることができる」とか「卒業生の子どもなら誰でも入ることができる」とか、そんなことが塾関係者からも言われるほどです(苦笑)。
(中山)
受験相談でもそのような質問が多いのは確かです。残念ですが、東洋英和も多く話題にのぼる学校だと思います。
(阿久澤先生)
選抜方法を知ってもらえば分かることなのですが…。 それらのことを知り、本当にこれではいけないと思いました。
(中山)
学校が広報活動を本格的に進める際には「学校の宣伝のようなことはいかがなものか」というお考えの先生方も多くあるので大変だと伺います。東洋英和ではいかがだったのでしょうか。
(阿久澤先生)
教師集団はなかなか変化しないですからね(笑)。勉強会と称して大手塾の担当者を招いて話してもらう機会も設けました。徐々に広まり、特に若手の教師は変化に柔軟に対応してくれました。
(佐藤先生)
その結果、このように塾関係者からのインタビューに応えるとか、説明会を開くとか、いろいろな形で情報を外に開くようになったのです。
(中山)
情報公開に当たっての基本になる考え方をお聞かせください。
(佐藤先生)
学校に来ていただいて実際の学校を見ていただくことです。ですから、学校が主催する説明会はもちろん、塾主催の説明会でもこちらに来てもらって行います。
(阿久澤先生)
ただ昨年(2002年)の1回目の説明会では困ったことになりました(苦笑)。予想以上の人数の保護者や受験生がお見えになって、そこの鳥居坂の下からずっと列ができるほどでした。それまでの説明会では大講堂が一杯になったことがなかったのです。ところが全ての方を収容できないという事態になり、急遽教室でモニターを見ていただくような状況になりました。
(中山)
それは大変な数の参加者です。
(阿久澤先生)
ですから体験学習も用意してあったのですが、全く足りない状況でした。 2回目は十分な準備でお迎えできたのですが、1回目については態勢が不十分でいろいろとお叱りも受けました。
(中山)
ホームページを使っての情報伝達はいかがですか。ずいぶん充実されたように感じますが、さらに活用されるご予定はありますか。
(阿久澤先生)
正直に申し上げると(笑)、ホームページに関しては、今はお手上げ状態なのです(苦笑)。 もう少し私が精通すればどうにかなるだろうと思いますが、現状では学院の本部が一括して管理している形態を取っています。こちらから原稿を送ってまとめる形です。現状では更新もなかなかできないので残念に思ってはいます。
(中山)
生徒が記入できるように掲示板を設けたり、生徒の企画を取り込んだりされている学校もあります。そのようなことを導入されるご予定などはないのでしょうか。
(佐藤先生)
今のところ、そこまでは考えていません。生徒と教師の間が緊密なので日々の生活の中で相互に理解し合うことは可能だろうと思いますので。
(中山)
卒業生や在校生も自分の学校のホームページにはとても関心があります。いろいろな方向で活用されている学校もあります。
(佐藤先生)
そういう点ではやはり英和はまだまだ遅れていますね(苦笑)。
(中山)
広報活動の一環としてホームページを一層充実されるようにお願いします。

「面接で不合格になるケースもある」

(中山)
今年(2003年)の入試から大きな変更がありました。それについてお伺いします。
(佐藤先生)
入試については教頭がお話します。何でも聞いてください(笑)。
(中山)
2月1日、3日と2回の入試を実施され、とても注目を浴びました。 先ほどの説明会がとても盛況だったこともそれが原因だと考えられます。この入試改革はどのようなお考えのもとに行われたのでしょうか。
(阿久澤先生)
一番大きかったのは高等部での募集がなくなったことです。従来は2度のチャンスがあったのが1回になるわけです。そこで2度のチャンスをなくさないように中学部の入試を増やしたのです。
(中山)
受験生や保護者にとっては2月3日に東洋英和が受けられるというのは、とても大きな変更です。受験生は2回の入試をどのような形で受けるかを基に併願作戦を立てたと窺えます。特に2回目の入試の人気は高かったですね。
(阿久澤先生)
2度の入試とも出願した受験生が多かったので、第1志望で受験してくれた方が多かったと思います。嬉しいことですね。
(中山)
2回目の試験で入学した生徒には学力の高い生徒が多かったように思います。その点で授業の中で何か変化がありましたか。
(阿久澤先生)
活気が出てきたように思います。勉強に対しても積極的な生徒が多いように感じます。
(中山)
問題作成についてお伺いします。指導要領が大きく変わりましたが、前回の取材の際に伺った「小学校の教科書の範囲から主に出題する」という方針に変化はないのですか。
(阿久澤先生)
前の指導要領の内容から出題されると考えてください。社会科では時事的な問題を出すので多少は異なります。
(中山)
1回目と2回目のデータを拝見すると、教科別に2回の試験問題に難度の差があるように思われますが、それは意図的なものなのでしょうか。
(阿久澤先生)
そうだと思います。出題内容は各教科で決めるのではっきりとは言えません。が、社会科では作った問題を比べて2回目の方が難しいものを使っています。 この傾向はしばらく変わらないと思います。
(中山)
面接に関してお伺いします。とてもユニークな形式の面接ですが、今後も変更はございませんか。
(阿久澤先生)
はい。きちんと言葉で表現できる力がなければ英和の指導には適応できないだろうと考えています。ですから、単純に志望動機を聞くようなものだけではありません。
(中山)
そうですね。はっきりと「重視する」となっていますが、実際のところ合否に関わった例はどの程度あるのですか。
(阿久澤先生)
今年(2003年)の場合、学力テストは良かったのですが、面接で全く答えられなかったために不合格になった生徒が数人いました。
(中山)
そうですか。緊張のあまりということではないのでしょうか。
(阿久澤先生)
違うと思います。担当者が気持ちをほぐすように話かけをしながら行いますし、型どおりのことはきちんと答えられました。塾で面接のテクニックを指導されて受験をしてくるようですが、それだけでは足りないと思います。
(中山)
東洋英和を受験したいと思う生徒は面接の方法やその重要性は当然知っているものだと考えていました。受験相談などでもそのように回答しています。
(阿久澤先生)
そうですね。実際、説明会でも詳しくお話をしていますからご理解いただけていると思っておりました。今回の場合はおそらく説明会にもいらっしゃらないで受験をされた方だろうと思われます。保護者が偏差値だけを見て英和を選ばれたのではないのでしょうか。
(中山)
本当に残念なことです。学校選びをサポートする塾の責任も大きいですね。
(阿久澤先生)
実際に不合格者が出るかどうかは年によって違いますが、このような状況なので「重視する」と表現しているわけです。
(中山)
わかりました。最後に佐藤先生から受験生ならびに保護者へのメッセージをお願いします。
(佐藤先生)
東洋英和は一人一人の生徒を大切に扱って指導しています。この特徴はこれからもずっと続いていきます。また、キリスト教の学校なので、信仰や聖書に根ざした教育は大事にしていきます。単に偏差値ですとか、大学進学率ですとかで学校をお決めになるのでしたら、もっともっと良い学校がありますから、そちらをお選びください。けれども、心を養い、心の拠り所を見つける力、そのような精神的に生きる力を身につけたいとお考えになるのでしたら、私どもは自信を持って教育をいたします。
(中山)
先生のお気持ちがとてもよく伝わると思います。本日はありがとうございました。

以上

学校風景1学校風景2学校風景3

☆付記☆佐藤部長は保護者へきっぱりと力強いメッセージを発した。東洋英和の教育に対しての自信を感じさせる。情報公開にも熱心な阿久澤教頭との良いコンビネーションでキリスト教教育の実践が今後もさらに充実するだろう。
東洋英和URL