算数


     「合同な図形を並べてできる図形の長さ」

    規則性の代表的な問題です。図形の性質が重要のように見えますが、数の変化だけを考え
    ていくので数列の問題と変わりがありません。


<問題>

 1目もり1cmの方眼紙の上に、図1のような図形をかき、切りぬきました。



 同じ図形をたくさん用意します。これらの図形を図2から図6のように並べ、模様を作
ります。
 この模様の左の端から右の端までの横の長さを、図に示されているように、模様の長さ
とします。






(1) 次の( )にあてはまる数を入れなさい。

  模様の長さは、図形を5個並べたとき( )cm、6個並べたとき( )cmです。
  7個並べると( )cmになります。

(2) 図形を15個並べると、模様の長さは何cmになりますか。

(3) 図形を何個並べると、模様の長さが62cmになりますか。












<解答>

(1) 図から1個めを除く奇数個めを並べるとは3cm、偶数個めを並べると1cm、それぞれ
  前の長さより長くなるのことがわかります。



  5個並べたときの長さ=4個並べたときの長さ+3cm
            =10cm+3cm
            =13cm

  6個並べたときの長さ=5個並べたときの長さ+1cm
            =13cm+1cm
            =14cm

  7個並べたときの長さ=6個並べたときの長さ+3cm
            =14cm+3cm
            =17cm

                              答 13、14、17


(2) 1〜15にある奇数と偶数の個数を数えます。

  1を除く奇数の個数は、(15−1)÷2=7個

  偶数の個数は、    (14−2)÷2+1=7個

  これより、
  15個並べたときの長さ=5cm+3cm×7+1cm×7
           =33cm

                              答 33cm


(3) 2個目以降で増えた長さは、
  62cm−5cm=57cm

  伸びる長さは 1cm、3cm の繰り返しです。これを1組として考えると、

  57cm÷(1cm+3cm)=14組あまり1cm

  全部の個数は、
  1+2×14+1=30個
                              答 30個

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