算数



    「おうぎ形の転がり移動」

    おうぎ形が転がしたときに中心の動いた跡は、弧→直線→弧と変わります。よく出される
    問題なので計算方法まできちんと覚えておきましょう。


<問題>
 半径10cmのおうぎ形OABを、図の位置から矢印の方向へすべらないようにころがし
ます。点Oがふたたび地面につくまでころがしたとき、次の問いに答えなさい。(円周率
は3.1とします。)




(1) 図の点Oが動いてできる線を解答欄にかきなさい。

(2) (1) でかいた線の長さを求めなさい。

(3) (1) でかいた線と、地面で囲まれた部分の面積を求めなさい。














<解答>

(1) 次の図の通り(赤線→青線→赤線)になります。真ん中の青線の長さは転がるおうぎ
  形の弧の長さと同じです。




(2) 上の図の3つの線の長さを合計します。円周率をかけるのでまとめて計算するのが良
  いでしょう。

  赤線の長さ=10×2×3.1÷4
  青線の長さ=10×2×3.1÷4

  これより、
  10×2×3.1÷4×2+10×2×3.1÷4
  =(10+5)×3.1
  =46.5

                               答 46.5cm


(3) 中心角90度のおうぎ形2つと長方形を合計します。これも円周率をかけるのでまと
  めて計算します。




  おうぎ形の面積=10×10×3.1÷4
  長方形の面積 =10×(10×2×3.1÷4)

  これより、
  10×10×3.1÷4×2+10×(10×2×3.1÷4)
  =(50+50)×3.1
  =310cm2

                               答 310cm2

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