算数


    「立方体の積み重ね」

    立体の切断の考え方と相似の考え方を融合した問題です。いろいろな形でよく出題され
    る問題なので,数多くの問題で練習して入試に臨みましょう。

<問題>

 白色と赤色の同じ大きさの立方体を積み重ねて大きな立方体を作りました。
図のように大きな立方体の対角線(図のAG,BH,CE,DFの直線)が通る小さな
立方体はすべて赤色で,その他の小さな立方体はすべて白色でした。
 次の問いに答えなさい。
    
(1) 小さな立方体を27個使って大きな立方体を作るとき赤色の小さな立方体は何個あり
  ますか。


(2) 小さな立方体を64個使って大きな立方体を作るとき赤色の小さな立方体は何個あり
  ますか。


(3) 赤色の小さな立方体の数が17個のとき,白色の小さな立方体は何個ありますか。


(4) 赤色の小さな立方体の数が24個のとき,白色の小さな立方体は何個ありますか。















<解答>

*大きな立方体の対角線と赤色の小さい立方体の対角線は重なります。

(1) 27個の小さな立方体で大きな立方体を作ると,縦・横・上下に3個ずつ並びます。

  上から1段ずつ切り分けて考えると,次の図のように赤色の立方体が現れます。

    

   4+1+4=9個

                              答 9個


(2) 64個の小さな立方体で大きな立方体を作ると,縦・横・上下に4個ずつ並びます。

  (1)と同様に考えて上から見た図で表すと,次のようになります。

    

   4+4+4+4=16個

                              答 16個


(3) 前の2つの設問の図から考えると,赤色の正方形の位置は上から1段ごとに内側に入
  っていき,真ん中にきた後それまでと逆に外側に出て行くことがわかります。

  17=4+4+1+4+4 なので,縦・横・上下に5個ずつ並んでいます。

  小さい立方体の総数は,

   5×5×5=125個

  白色の立方体の個数は,

   125−17=108個

                                  答 108個

(4) (3)と同様に考えます。

  24=4+4+4+4+4+4 なので,縦・横・上下に6個ずつ並んでいます。

  白色の立方体の個数は,

   6×6×6−24=192個

                              答 192個


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