算数


    「折り曲げた紙を開いてできる図形」

    線対称を利用して考える問題です。最初からできる図形を完全なものにしようとしないで,
    折りを1度ずつ元に戻して考えるようにすると良いでしょう。

<問題>

 図1のような長方形の紙があります。次の問いに答えなさい。

 

(1) 図2のように折り,斜線の部分を切り取って広げたときの図を(ア)から(カ)の中から
  選び,そのまわりの長さも求めなさい。


(2) 図3のように折り,斜線の部分を切り取って広げたときの図を(ア)から(カ)の中から
  選びなさい。


(3) 図4の斜線の部分を切り取って広げたときの面積を求めなさい。

 















<解答>

(1) 切り取られた部分は開くと折り目について線対称になります。

  次の図で緑の部分と青い部分が線対称です。

  

  よってできた図形は(オ)です。

  周りの長さは,縦12cm横6cmの長方形と同じなので,

    (12+6)×2=36cm

                             答(オ),36cm


(2) 2度折ってから切り取っているので線対称の図形を2度考えます。

  次の2つの図で緑の部分と青い部分が線対称です。

 

  よってできた図形は(エ)です。

                             答(エ)


(3) 同様に考えるとできた図形は次の図の赤い部分だとわかります。

  

  元の長方形全体から1辺2cmの正方形4つ,縦6cm横4cmの長方形2つを除いた図形
  なので,

   16×10−(2×2×4+6×4×2)=96cm2

                             答 96cm2


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