算数
「面積比の利用」
辺の長さの比に注目して面積を考える問題はどの学校でもよく出されます。この問題は等
比数列の和を考えるために面積の和を利用しています。
<問題> 1辺の長さが1cmの正方形ABCDを下の図のように分けます。 E、Fは辺AD、辺BCをそれぞれ1:2に分ける点、G、Hは辺FE、辺CDをそれぞ れ1:2に分ける点、I、Jは辺ED、辺GHをそれぞれ1:2に分ける点です。 このとき次の問に答えなさい。 (1) 斜線部分の面積を求めなさい。 (2) +++++++ を計算しなさい。 <解答> (1) 長方形IJHDの面積を求めて、正方形ABCDの面積から引いて考えます。 辺IJの長さは、辺ABの長さの(1−)倍なので、 1cm×(1−)=cm 辺EDの長さは、辺ADの長さの(1−倍)になり、 辺IDの長さは、辺EDの長さの(1−倍)なので、 1cm×(1−)×(1−)=cm 長方形IJHDの面積は、 cm×cm=cm2 よって、斜線部の面積は、 1cm2−cm2=cm2 答 cm2 (2) +++++++ の計算は上の面積計算を式化したものです。 そこで(1) と同じように正方形全体の面積から白い長方形の面積を引いて求める方法 を利用します。 残りの部分をいつも1:2に分けていくので、白い長方形の面積は最後に加えた長方 形の2倍の面積になります。 これを利用すると、 +++++++ =1−×2 =1− = 答 |