ある量を1として考える,割合の基本の考え方を使う問題です。条件を整理して考えるのが苦手な生徒が増えているので,難しく感じる生徒も多いと思います。よく考えられた良問なので,練習問題にも良いでしょう。
AさんとBさんで赤と青のビー玉を<1> <2> <3> のように分けることにします。
<1> Aさん,Bさんのビー玉の個数の比は2:3にします。
<2> Aさんのビー玉のうちは赤にします。
<3> 青のビー玉のうちはAさんがもらいます。
次の各問いに答えなさい。
(1) AさんとBさんの赤いビー玉の個数の比を求めなさい。
(2) <1> <2> <3> のように分けるためには,ビー玉は最低でも何個必要になりますか。
(3) AさんとBさんで赤と青のビー玉を<1> <2> <3> のように分けました。そのあと,Aさんの赤いビー
玉とBさんの青いビー玉を1個ずつ交換していくと,7個目で初めてAさんの青いビー玉の個数が
Bさんの青いビー玉の個数より多くなりました。Aさんの赤いビー玉はもともと何個ありましたか。
(1) Aさん,Bさんが持っているビー玉の個数の合計を1とします。
条件<1> から,
Aさんのビー玉の個数は, 1×=
Bさんのビー玉の個数は, 1×=
条件<2> から,
Aさんの赤いビー玉の個数は, ×
=
Aさんの青いビー玉の個数は, −
=
条件<3> から,
2人合わせた青いビー玉の個数は, ÷
=
2人合わせた赤いビー玉の個数は, 1−=
これらから,
Aさんの赤いビー玉の個数は, −
=
よって,AさんとBさんの赤いビー玉の個数の比は,
:
=4:7
答 4:7
(2) 計算を続けて割合を求めると,
Aさんの持っている赤いビー玉,青いビー玉の割合は,,
Bさんの持っている赤いビー玉,青いビー玉の割合は,,
分母が等しいので,まず,それぞれ4個,6個,7個,8個と考えます。
この場合は条件<1>〜<3>に当てはまります。
よって,最少のビー玉の数は,
4個+6個+7個+8個=25個
答 25個
(3) 1度の交換で,Aさんの青いビー玉は1個増え,Bさんの青いビー玉は1個減るので,
2個ずつ差が詰まります。
7度の交換で初めて2人の青いビー玉の個数が逆転したので,もともとの差は12個
か13個と考えられます。
13個では全体のビー玉の個数が整数になりませんので,もともとの差は12個だと
わかります。
全体のビー玉の個数は, 12個÷(−
)=150個
Aさんのビー玉の個数は, 150個×=24個
答 24個