規則性を考える問題では規則を見つけるために順に書き抜いていくことが必要です。並ぶ数の列にどのような規則があるか見つければ,規則は簡単な式で表されることが多いので,その式通りに計算します。
先生が電話連絡を使って,次の方法で生徒A,B,C,…へ連絡をします。ただし,1人への連絡時間は1分かかるとします。
(方法)・連絡を受けた生徒全員が,常にまだ連絡を受けていない生徒1人へ連絡をする。
・先生は,常にまだ連絡を受けていない生徒1人ヘ連絡をする。
たとえば次の図のように,7人の生徒(A〜G)へ連絡をすると,3分で終えることができます。
次の問いに答えなさい。
(1) 5分後には,何人まで連絡できますか。
(2) 100人の生徒へ連絡するには,最低何分かかりますか。
(1) 前の時間帯にまでに連絡を受けた生徒と先生との合計人数が増え続けることに気づくとよいでしょ
う。よって,人数=(前の時間帯までに連絡を受けた生徒の合計人数)×2+1です。
1分目まで 1 0人×2+1人=1人
2分目まで 1+(1+1)=3 1人×2+1人=3人
3分目まで 3+(3+1)=7 3人×2+1人=7人
4分目まで 7+(7+1)=15 7人×2+1人=15人
5分目まで 1+(15+1)=31 15人×2+1人=31人
答 31人
(2) 以下,次々に書いて書き出します。
6分目まで 31人×2+1人=63人
7分目まで 63人×2+1人=127人>100人
よって,7分目に終わります。
答 7分