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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■清泉女学院中学校
   [JR東海道線・横須賀線(JR総武快速線直通)・根岸線(京浜東北
    線直通)/湘南モノレール線大船からバス]

 =ミニ情報= (1)女子 (2)2/1 (3)90名 (4)4科 (5)統52日48四46

 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:C>

    大問4題(除2000年)、設問16〜18問。式や考え方も答える設問
    も含まれています。

    大問1・2(あるいは1〜3)計算問題・数の性質・割合・速さ・場
    合の数・平面図形・立体図形などの一行問題、3・4速さ・割合・規
    則性・場合の数・平面図形・立体図形の問題です。一行問題を中心と
    した、やや古いタイプの出題で、特に難しい問題もありません。ただ
    し、3・4は途中の式や考え方も答えるものなので注意が必要です。

    2002年速さに関する問題大問4「速さの比の利用」を別に解説してい
    ます。グラフを利用するものは他校でもよく出されます。

    出題範囲が広く、テキストのほぼ全内容に渡って問われます。塾の授
    業に合わせて抜けなく勉強しましょう。特に例題の復習と類題の練習
    が大切です。別に問題集を用意して、同じ内容の問題を繰り返し練習
    しましょう。解法に自信がないところは質問したり、テキストや参考
    書で調べて短時間で解決しましょう。なお、問題練習の際には式を書
    いて解きましょう。小6の11月以降には過去問に取り組み、特に解
    答のしかたに慣れましょう。

    合格点の目安は55〜65%です。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:C〜B>

    問題の形式・内容が毎年のように変わります。傾向は参考程度です。

    大問1・2題、設問約25問。記述が5〜10問含まれています。

    大問は読解問題が1・2題です。以前は漢字・語句が独立した大問と
    なっていましたが、読解問題に含まれるようになりました。読解問題
    はとても長いものなら1題、やや短いものなら2題です。小説文はほ
    ぼ毎年出され、他に説明文・随筆文・詩なども出されます。形式や文
    章の種類が異なっても、心情や要旨などをまとめる記述問題が必ず出
    されます。

    特に難解な文章やわかりにくい設問はありません。文章に触れてきた
    量が多い生徒に有利な出題なので、小4・5までは小説・物語などの
    読みやすい文章から始め、いろいろな種類の文章を読みましょう。問
    題練習は塾のテキストを中心に使い、特に選択式の設問を記述で解答
    する練習をしましょう。小6の11月頃から過去問に取り組み、解答
    の作り方に慣れることも大切です。

    合格点の目安は50〜65%です。


 理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C>

    大問3〜5題、設問25〜40問。計算が3〜7問、記述が3〜5問
    含まれています。

    年によって出題形式・内容が大きく変ります。大問が物理・化学・生
    物・地学の分野別になることや総合問題が出されることがあります。
    また、分野別の問題量や配点が毎年変わります。大問は長い説明文や
    多くの資料が含まれたものが1・2題あり、実際の問題量より多く感
    じられます。理由の説明や計算方法の説明などの記述もあります。

    特殊な形式の出題ですが、まず各分野の基本事項をきちんと覚えるこ
    とが大切です。塾の授業の復習では重要語句とその内容を整理し覚え
    ましょう。特に、生物の生活のしかたやからだのしくみなどのような
    図による資料が多い単元では何度も見返すことが大切です。また、力
    のつりあいや水溶液の変化などの単元は基本問題を繰り返し練習しま
    しょう。過去問は小6の11月頃から繰り返し取り組みましょう。

    合格点の目安は45〜60%です。


 社会 <時間:40分、満点:100点、難度:C>

    大問2〜5題、設問70〜80問。記述が5問程度含まれています。

    大問は分野別の出題でないのがふつうです。特殊な総合問題が出され
    ることもあります。設問がとても多く、細かい内容まで問われたり、
    身の回りの事がらへの関心について問われたりする特殊な問題もあり
    ます。少なくとも1題はとても長い説明文と数多い資料を基に解く問
    題なので、注意深く読みながら解くことが要求されます。

    多くは塾の授業の内容で対応できるものです。復習や問題練習を通じ
    て重要な語句とその内容をきちんと覚えましょう。また、模擬テスト
    を数多く受けたり、受験用問題集でいろいろなタイプの問題を練習し
    たりして、形式や内容に慣れておきましょう。問題を解いた後は関連
    事項を資料集、地図帳、参考書で確認するようにしましょう。過去問
    は小6の12月頃から取り組み問題形式に慣れましょう。

    合格点の目安は50〜60%です。


 総合 各教科の出題形式が一定しませんが、4教科の難度のバランスはよく
    取れています。4教科ともに「穴」がなく平均的に得点できる生徒に
    向きます。合格点から考えると4教科のうち2教科で高得点が取れる
    とカバーできます。

    ≪現状と展望≫
    カトリック系の総合学園で小学校から大学までを持ちます。中学校は
    1947年に創設され、高校部と統合され後1963年に現在地に移転しまし
    た。完全な中高一貫体制の下で教科指導も充実しています。併設高校
    からの内部進学率は5%程度で、他大学への現役進学率がとても高い
    のが特色です。湘南地区では進学校として高く評価されています。

    カトリック系の「お嬢様学校」のひとつです。進学指導以外にも各種
    のボランティア活動に取り組んでいます。最近の共学志向の高まりや
    新興の進学校の台頭でやや人気を落としていますが、固定したファン
    が多いので、他の女子校に比べて入試難度の低下は少ない学校です。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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