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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■横浜雙葉中学校

 =交 通=  JR根岸線「石川町」

 =ミニ情報= (1)女子 (2)2/1 (3)90名 (4)4科 (5)統62日56四58

      注)1.上記偏差値は、統:予想偏差値、日・四:結果偏差値
        2.以下の内容は2002年までの内容をもとに記載 


 算数 <時間:45分、満点:100点、難度:B>

    大問3題、設問15〜18問。式や考え方も答える問題が出される。

    大問1、計算・数の性質・速さ・割合・図形などの小問や一行問題。
    2・3、割合・速さ・図形・場合の数などの融合問題である。問題の
    難度が見かけだけでは判断しにくいのが特徴である。簡単に見えても
    解いてみると予想以上に時間がかかるものや、逆に短時間で解けるも
    のも多い。試験時間の割に設問が多いので、得意な問題から選んで解
    き、時間がかかりそうな場合には他の問題へ移るのが良いだろう。

    2002年「方眼紙上の点の進み方」を別に解説している。持ち点が奇数
    か偶数かによって進む方向が異なるもので、場合の数の問題ではよく
    出されるものの1つである。

    塾の授業の予・復習、宿題を中心に勉強する。ただし、頻出の図形や
    場合の数の時は、宿題以外にも標準から上級問題を練習していろいろ
    な問題に慣れておくことが必要である。順列や組み合わせの計算方法
    は、問題内容と合わせて完全に覚えよう。独特な出題なので、小6の
    9月以降は過去問の反復練習や上級の問題練習で対応するのが基本的
    な方法であろう。

    合格点の目安は50〜60%。ただし問題の難度により上下に大きく
    外れる場合がある。


 国語 <時間:45分、満点:100点、難度:B>

    大問3題、設問約40問。記述約5問出される。

    大問は1知識問題、2・3読解問題である。知識問題は漢字・語句だ
    けではなく、日本語の表現問題が出される。読解は主に随筆文、他に
    小説文・説明文・論説文など一定しない。字数制限のある記述式の設
    問では比喩的な表現や指示語を含む表現を説明するものが多い。選択
    肢にも難しい表現が含まれているため、語彙力が不足していると選び
    きれない場合もある。

    普段から文章に触れている生徒に有利な出題である。小5までは多く
    の文章を読むことを中心にすればいいだろう。読みやすい小説だけで
    なく、いろいろなジャンルの書物を読むようにしよう。小6では、塾
    の授業・宿題以外にも数多くの読解問題を解くことが必要である。問
    題集を別に用意して取り組むと良い。9月以降は過去問を繰り返し解
    き出題に慣れておこう。

    合格点の目安は60〜70%。


 理科 <時間:45分、満点:100点、難度:C>

    大問6〜10題、設問50〜60問。記述約5問、計算5〜10問出
    される。

    大問は物理・化学・生物・地学の4分野から出される。年によって分
    野別の大問数は変わる。設問数を増やして各単元の基本知識を正確に
    身につけているかを診るのが特色である。以前は知識を単純に答える
    だけではない総合問題も出題されたことがあるので、出題内容を決め
    つけた受験勉強はしない方が良いだろう。

    基本知識を確実に覚える勉強が大切である。塾のテキストや参考書を
    繰り返し読んでまとめノートを作成するなど、作業しながら重要なこ
    とばや実験方法などを漏れなく覚えよう。問題練習では最初から難問
    に取り組むのではなく、基本から標準レベルの問題を繰り返し練習す
    るのが良い。小6の10月以降、過去問にも取り組み、問題に慣れる
    ことと、入試での時間配分を考えることが必要である。

    合格点の目安は55〜70%。


 社会 <時間:45分、満点:100点、難度:C>

    大問3〜6題、設問約50問。記述が3問程度出される。

    大問は地理・歴史・公民の分野別の出題が中心だが、時事的な内容や
    いくつかの分野にまたがる総合問題も出題されることがある。地図や
    グラフなどの資料を利用する問題が多い年や、文章を読んで考える問
    題が多い年など、問題形式にちがいが大きい。設問は、選択式が少な
    く、空欄に言葉や数を補うものが多いのが特色で、より正確な知識が
    必要となる。

    各分野の基本事項に関する設問が多いので、塾のテキストで重要語句
    や数、統計などを正確に覚えることが必要である。テキストや参考書
    の索引でリストを作成しチェックテストに利用すると良い。問題形式
    がよく変わるので、過去問には小6の12月頃から取組んで問題内容
    の確認をするのが良いだろう。

    合格点の目安は65〜75%。


 総合 よく練られた良問が出されているが、理科・社会は他の2教科に比べ
    て基本的な設問が多い。数が少なくなった4科均等配点なので、不得
    意教科があっても他の教科でカバーすることができる。平均点が低く
    なりやすい、算数・理科が強い生徒にはやや有利になる。

    神奈川ではフェリスに次ぐ難関校である。入試難度では横浜共立と並
    ぶが互いに出題傾向が異なるので、自分にとって得点しやすい出題の
    方を選ぶと良い。2004年は「サンデーショック」にあたり、フェリス
    と横浜共立の入試日が変更される。どのように対応するかによって入
    試難度が変わる。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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