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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■成城学園中学校

 =交 通= 小田急小田原線「成城学園前」

 =ミニ情報=(1)男・女 (2)2/1 (3)130名 (4)2科4科選択
       (5)男:統52日44四45 女:統56日47四51

     注)1.上記偏差値は2003年入試の結果偏差値
       2.以下の内容は2002年までの内容をもとに記載


 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:C>

    大問6〜8題、設問約30問。式や考え方も答える問題が出される。

    年によって問題形式が少し異なる。ふつう大問1計算・割合・速さな
    どの一行問題、3以降は速さ・割合・平面図形・立体図形・演算記号
    ・場合の数・規則性の問題などで、式や考え方を問う。基本から標準
    問題が中心だが、問題量がとても多いため、処理力が不足していると
    得点が伸びない。

    2002年「ひし形の周りを転がる円」を別に解説している。このような
    転がり移動に関する問題はいろいろな学校でよく出されている。

    処理力を上げるには計算スピードを高めること、基本的な知識事項を
    正確に覚えていくことが必須である。小6の夏休みまでは計算問題集
    や一行問題集で易しい問題を反復練習をするのが良い。過去問や模擬
    テストなどの総合的な問題練習は、小6の9月以降に取り組めばよい
    だろう。なお、過去問では解答記入の方法や時間配分を考えることが
    大切である。

    合格点の目安は男子50〜65%、女子55〜70%。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:C〜B>

    大問2・3題、設問約30問。記述が設問のほぼ半分を占める。

    大問は読解2題と別に漢字の読み書きが出されることがある。読解は
    説明文と小説文が出される。小説文はとても長い文章で、相当な速読
    力が要求される。また、設問は内容を書き抜いてまとめる以外に、登
    場人物の心情や場面を自分の言葉で説明したり、要点や主題をまとめ
    たりする記述が出され、深い読解力も要求されている。

    読書量が多い受験生に有利になるので、小5までは小説文を中心に多
    くの本を読むことに力を注ぐことが必要である。読書後はあらすじを
    まとめたり感想を書いたりして、読みっぱなしにしないことも大事で
    ある。記述練習は、問題を解くときに選択肢を隠して、書いて解答す
    るなどすると効率のよい練習になるだろう。小6の10月頃から過去
    問で問題形式に慣れ、時間配分を考えることが必要である。

    合格点の目安は男子40〜55%、女子50〜65%。


 理科 <時間:社会と合わせて50分、満点:50点、難度:D〜C>

    大問約10題、設問20〜25問。計算と記述がそれぞれ1・2問出
    される。

    大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出され、設問が1つしかな
    いものもある。単元の偏りがなく幅広い範囲から出されること、実験
    ・観察に関する問題が少ないことが特色である。大部分は単元の基本
    となる知識を問うものだが、記述は独特な内容のものが出されことが
    ある。

    難問がないので塾の授業・宿題・復習を中心に進めるのが良い。特に
    テキストや参考書で重要な語句などを書き抜いてまとめを作り、それ
    を使ってチェックテストを繰り返すのが効果的だろう。また、変わっ
    た問題に備えて理科的な内容の書物・新聞記事を読んだりテレビ番組
    などを見たりするのもいいだろう。

    合格点の目安は男女とも50〜60%。


 社会 <時間:理科と合わせて50分、満点:50点、難度:C>

    大問3〜5題、設問40〜50問。記述が2・3問、漢字指定が3〜
    5問出される。

    大問はふつう地理・歴史・公民の分野別に出される。他に総合問題・
    テーマ問題が出されたり、地理・公民に時事問題や環境問題などが含
    まれていることもある。以前は他校とはかなり異なった印象を与える
    問題形式だったが、次第にオーソドックスなものに変わってきた。地
    図・統計・写真などの資料が多く使われ、それらに関する知識事項を
    細かいところまで問うこともあるので注意が必要である。

    主に各単元の基礎知識が問われるので、塾の授業の復習が特に大切で
    ある。地図や年表などを自分で作り知識事項を整理すると良い。まと
    めノート・語句テスト用ノートを作り、チェックを繰り返して覚えて
    いくのも良い。問題練習では形式や内容にこだわらず、基本から標準
    レベルのものを繰り返すのが効果的である。過去問は小6の12月頃
    に時間配分を考えるために取り組もう。

    合格点の目安は男子50〜60%、女子55〜65%。


 総合 配点の大きい算数・国語では記述が多く、難度のわりには得点しにく
    い。男女で合格点の差が大きいため、特に女子では書くことが好きな
    受験生でないとかなり厳しい入試になる。

    記述嫌いの生徒が増えたこと、付属校の人気が下がってきたことの影
    響で入試難度が大きく下がっているが、2科4科選択入試の採用によ
    って難度がやや回復している。2004年はサンデーショックのため女子
    の志願者がかなり増えることが予想される。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。

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