============================================================================ ミニ情報の(番号)は (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。 偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。 ---------------------------------------------------------------------------- ■早稲田実業学校中等部 =交 通= JR中央快速線/西武国分寺線・多摩湖線「国分寺」 =ミニ情報=(1)男・女 (2)2/1 (3)男150名 女75名 (4)4科 (5)男:統69日60四59 女:統69日62四66 注)1.上記偏差値は2003年入試の結果偏差値 2.2002年から校舎を移転し共学化 算数 <時間:60分、満点:100点、難度:B> 大問5題、設問16・17問。式などを答える設問は出されない。 大問1計算・割合・速さなどの一行問題、2平面図形・立体図形の一 行問題、3〜5図形と速さ・場合の数などの融合問題である。一時期 問題が易しくなったが再び難しくなっている。問題を解くときに行う 計算が他の学校よりも面倒になることが多い。また設問ごとの難度の 差がかなり大きく、試験場での問題選びが大切になる。 2000年「2つの円に接しながら動く円周上の点」を別に解説している。 過去に他の難関・上位校でも類題が出されている。 条件を整理して解いていく問題がまた増えてきた。早い時期からレベ ルの高い問題に慣れておこう。塾の授業で扱った単元に関する問題練 習で発展問題まで練習すると良い。夏休み中に過去問を3年分程度解 いて出題の内容を大まかにつかむことや、小6の9月以降は学校別の 講座や模試を受けて、出題傾向にあわせた勉強をすることも大切であ る。 合格点の目安は男女とも60〜70%。 国語 <時間:60分、満点:100点、難度:C〜B> 大問2・3題、設問約30問。記述はほとんど出されない。 読解問題が2・3題出される。文章は小説文の他に説明文・論説文な どである。以前は必ず鑑賞・解説文つきの詩が出された。文章量が減 り設問も少なくなったので、じっくり読んで考えることができるよう になってきた。設問は選択式が中心だが、正誤が区別しにくい選択肢 で、見た目より難しい。 読書量が多い生徒に有利だが、問題練習でカバーできる。塾の授業以 外に多くの問題を解くことで対応が可能である。出題される文章の種 類が変化するので、問題集を完全に仕上げ、いろいろな文章に慣れて おく必要がある。過去問は小6の11月頃から、最近3ヵ年分を形式 熟知のために実施すればいいだろう。 合格点の目安は男子60〜70%。女子65〜75%。問題の難度に より、この範囲を大きく外れることがある。 理科 <時間:30分、満点:50点、難度:C〜B> 大問4題、設問約30問。計算が5問程度出される。 大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。生物・地学はテ キスト内容の知識に加えて、話題になった一般的な常識も問われるこ とがある。物理・化学は実験データを利用して考える問題が出される が、化学物質の自然に与える影響を考える問題などの工夫された問題 もある。全体的に身近な内容から専門的なものまで幅広い範囲から出 題されるのが特色である。 まず、単元別に重要事項を確実に覚えていくことが大切である。授業 後の復習では、語句の内容や意味、関連事項を調べる勉強が必要であ る。理科事典や百科事典などを準備しておくと良い。小6の夏休み頃 から過去問や入試問題集に取り組み、多くの練習問題を解くことが必 要である。学校別模試などを利用することも役立つ。 合格点の目安は男女とも60〜70%。 社会 <時間:30分、満点:50点、難度:C〜B> 大問4題、設問約40問。記述・漢字指定がそれぞれ約5問ある。 大問は地理・歴史・公民の各分野別に出される。ただし、形式は独特 で、たいていの大問は1つの分野の設問を中心にしながらも関連分野 の設問を含んでいる。また自校や早大と関連づけた問題も多い。基本 的な知識・常識を問うものが中心だが、他ではあまり出されず解答し にくい問題も多い。自分の意見を述べる設問には注意が必要である。 塾の授業の内容を確実に覚えていくことが大切である。その上で、過 去問で、駒場東邦・桐朋・早稲田・攻玉社・暁星などの問題を練習す ると良い。入試直前には時事問題集に取り組む必要もある。独特な問 題内容なので学校別の講座や模試を利用することを勧める。 合格点の目安は男女とも60〜70%。 総合 従来は年によって、出題の方針が変わり問題の難度変化が大きかった が、しばらくは現在の傾向が続くのではないかと思われる。4教科の 難度のバランスは比較的よく取れ、問題練習量が多く正確な知識を身 に付けている生徒に有利である。 早大の系属校で純粋な付属校ではないが、同様な位置付けの早稲田中 ・高よりも内部進学率が高い。早大進学を考えて中学受験をする生徒 にはお勧めである。都心部から多摩地区へ移転し、多くの生徒には通 学が不便になったが、共学化により難度がかえって上昇した。高校入 試では理工・政経・法学部の難関学部への進学が有利な高等学院(付 属校/男子校)を上回る難関校になっている。 ----------------------------------------------------------------------------- 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を 5段階に分類したものです。 A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間) を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------------- |