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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象(2)入試日(3)募集定員(4)入試科目数(5)合格ライン偏差値 を示しています。
  偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚。
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■横浜女学院中学校

 =交 通= JR根岸線「石川町」

 =ミニ情報=(1)女子 (2)<A>2/1PM <B>2/2PM <C>2/3 <S>2/4
       (3)<A>45名 <B>45名 <C>45名 <S>15名 (4)2科4科選択
       (5)<A>統50日45四45 <B>統46日44四44 <C>統45日44四44
         <S>統44日43四44

     注)上記は2004年入試。ただし、<S> は特別入試。偏差値はすべて
       2004年結果偏差値


 算数 <時間:50分、満点:100点、難度:D>

    大問6題、設問22問。式や考え方も答える設問が半数を占める。

    大問1計算問題、2数・割合・速さ・場合の数・平面図形などの一行
    問題。3〜6はすべて式や考え方も答える問題で、速さ・規則性・平
    面図形・立体図形などが出され、1題はグラフを使って考える問題が
    含まれる。バランスの良い出題内容で、基本から標準レベルの問題が
    出されている。真面目に勉強してきた生徒を求めていると思われる。

    2004年「容器の中に入れた水の深さの変化」の問題を別に解説してい
    る。男女とも中堅・下位の学校ではよく出される問題である。

    計算や一行問題をミスなく解けるようにすることが大切である。塾の
    テキスト以外にも学年に応じた市販の計算問題集を用意して練習を繰
    り返すのが基本の方法である。他の問題はテキストで各単元の例題・
    類題を抜き出して練習すると良い。変わった問題は出されないので、
    いろいろな問題をやるより、1冊の問題集で標準レベルの練習問題を
    何度も繰り返すほうがいいだろう。過去問は小6の11月以降に最近
    3か年ものをやると良い。

    合格点の目安は55〜70%。


 国語 <時間:50分、満点:100点、難度:C>

    大問3題、設問約30問。記述が3〜5問出される。

    大問は漢字1題、読解2題が出される。漢字は文章中の誤字を訂正す
    るもので最近では珍しい形式の出題である。読解はふつう説明文・小
    説文から出される。読解に関する設問は数が少ないが、100字程の
    記述なども含まれている。選択が少ないので正確な読み取りが要求さ
    れる。また、最近は少なくなった助詞の識別などの文法の問題も含ま
    れている。

    設問数の割に出題の幅が広いので、偏った勉強はさけなければならな
    い。漢字・語句・文法は塾のテキストでは足りず、別に問題集を用意
    して計画的に練習する必要がある。また、記述問題に備えるよい方法
    は、テキストの練習問題の復習として要約や感想を書くことである。
    特殊な形式の設問も多いので、過去問には小6の10月頃から取り組
    んで慣れておくことも大切である。

    合格点の目安は45〜55%。


 理科 <時間:社会と合わせて50分、満点:50点、難度:D>

    大問6・7題、設問約25問。計算が1・2問出される。

    大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。大問に設問1つ
    というものも多く、出題範囲は広い。基本的な知識問題が主で、実験
    ・観察に関する問題は少ない。物理ではやや難しい計算が出されるこ
    ともある。受験生の学力レベルが上がると設問が難しくなる可能性が
    ある。

    基本的な内容が主なので、塾のテキストを何度も読み問題練習を繰り
    返すのでいいだろう。テキストが難しすぎる場合もあるので、そのと
    きは入試問題集を用意したほうがいい。太字となっている用語とその
    意味の暗記が特に大切である。出題が変わる可能性もあるので、第1
    ・第2志望の場合には必ず説明会に出かけて出題情報を得ることが大
    切になってくる。

    合格点の目安は55〜65%。


 社会 <時間:理科と合わせて50分、満点:50点、難度:D>

    大問4・5問、設問25問。漢字指定が1・2問出される。

    大問は地理・歴史・公民の分野別に出される。各分野の一般的な知識
    問題や時事問題に加えて、世界地理に関する問題や現代社会の問題点
    を考えさせる問題などが出される。これらの問題は同レベルの女子校
    ではほとんど出されないので注意が必要である。

    世界地理や現代社会に関する問題については、普段から新聞やTVの
    ニュースや特集を見る習慣をつけておくことである。さらに入試直前
    に時事問題集に取り組んで最終的な整理をすればよい。他は変わった
    設問ではないので、塾のテキストや問題集でまとめノートや暗記カー
    ドを作りながら勉強していけば良い。

    合格点の目安は55〜65%。


 総合 算数に比べて国語がやや難しいが、全体としては受験生の学力レベル
    に見合った内容の出題である。各教科とも重要な知識を正確に身に付
    け、それを正しく使えるかどうかを診る出題が中心である。真面目に
    コツコツ勉強に取り組める生徒に有利な問題である。

    応募者が少なく易しい学校であったが、ここ数年で一気に難化した。
    カリキュラムの充実を進める一方で午後入試を中心にした入試改革が
    功を奏した。しばらく上昇傾向が続くと思われ、数年後には大学進学
    の状況も大きく変わるだろう。

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 難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を
       5段階に分類したものです。
      A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい
      E:易しい (○〜□:2つのレベルの中間)
      を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。
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