ページTopへ
========================================================================
  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値
  を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚
------------------------------------------------------------------------

■国立大学法人東京学芸大学附属小金井中学校

 =交 通= JR中央快速線「武蔵小金井」、JR中央快速線/西武国分寺        線・多摩湖線「国分寺」  =ミニ情報=(1)男・女 (2)<抽選>1/21 <筆答>2/3 (3)男30名 女20名        (4)2科 (5)男:統66日56四57 女:統66日61四61      注)1.上記はすべて2004年入試。偏差値は2004年結果偏差        2.他の附属3中学と異なり原稿作成時点では抽選廃止が発表さ         れていない。が、抽選倍率が低いので廃止とならなくとも出         願者の大半が筆答試験を受験できる        3.出題形式や内容が変わることが多いので、以下は過去3年の         内容を主にまとめている  算数 <時間:40分、満点:100点、難度:C>     大問4〜6題、設問13〜22問。式や考え方も答える設問や作図も     出される。     大問1計算・数の性質・割合・図形などの一行問題や小問、2〜6場     合の数・規則性・平面図形・立体図形などの問題が出される。条件を     整理して解いていく問題である場合の数や規則性の問題は、図形との     融合問題も含めてよく出される。他に合同・対称や相似に関する問題     も多い。難しい問題ではないが、形式・内容が私立中とはかなり異な     るので注意がいる。     2001年の大問6「条件整理の問題」を別に解説している。このような     形式の問題が多いので、志望者は慣れる必要がある。     ひとつひとつの設問の難度はあまり高くないので、併願する私立中に     合わせた勉強を優先する方がよい。その勉強の中で数量関係や図形の     基本性質を覚え、適切に使えるようにするために基本から標準レベル     の問題をやると良い。また、遅くとも小6の12月頃からは過去問で     問題研究を始めることが必要である。第1志望ならば、過去問と同時     に学校の教科書で扱われている図形の基本事項、特に作図法を再度確     認しておくことも大切である。     合格点の目安は男子65〜80%、女子60〜75%。  国語 <時間:40分、満点:100点、難度:C>     大問3題、設問25問前後。記述も5〜10問出される。     大問は読解問題2題と放送による問題である。読解はふつう小説文1     題と説明文か論説文1題だが、小説文に代って詩が出されたこともあ     る。以前は内容を表に整理する独特の設問が何問かあったが、最近は     少なくなり出されないこともある。また、他の設問も文中の表現から     心情や主張を考える一般的なものに変わっている。放送による問題は     数人の会話を聞き、その内容について設問に答えるものが多い。     放送問題を除き、私立中との違いがあまり見られなくなったので、併     願する私立中と同様な勉強で良い。出されるジャンルの文章に限らず     に、いろいろな読解問題を数多く解く必要がある。模擬テストを月2     度は受けて、新しい文章に慣れることも大切である。ただし、放送に     よる問題には慣れることが必要なので、ラジオのニュースや朗読など     で内容を聞き取る練習をすると良い。     合格点の目安は男子60〜70%、女子65〜75%。  総合 一時期4教科入試を行っていたが、現在は2教科入試に戻っている。     問題内容だけでなく記述量や解答方法でも独自のものが多い。それで     も次第に私立中に近いものになってきた。国立中のうちでは問題の難     度は中くらいで、2科の難度のバランスもよく取れている。記述や作     図を楽しんでやれる生徒に向く。     他の国立大附属中と同様に以前に比べて応募者が大きく減って、1次     の抽選がほとんど不要なほどである。学芸大の附属中は筑波大・お茶     水女子大の附属中に比べて併設高校への進学枠が小さく、また通知票     の評価が低い場合には出願も認められない。特に、小金井中は併設高     から最も遠いために高校進学時に近くの難関私立高・公立高を選ぶ生     徒も多い。しかし、授業の内容や恵まれた学習環境から学力の高い生     徒の志願者を今後も集め続けると予想される。 ----------------------------------------------------------------------  難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を       5段階に分類したものです。           A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい       E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間         を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------