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  ミニ情報の(番号)は
  (1)対象 (2)入試日 (3)募集定員 (4)入試科目数 (5)合格ライン偏差値
  を示している。偏差値は、統:統一模試、日:日能研、四:四谷大塚
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■女子学院中学校

 =交 通= 地下鉄有楽町線「麹町」 地下鉄半蔵門線「半蔵門」 JR中央        総武緩行線/地下鉄東西線・南北線・有楽町線・新宿線「市ヶ        谷」  =ミニ情報=(1)女子 (2)2/1 (3)240名 (4)4科 (5)統70日65四68      注)上記は2006年入試。偏差値は四谷大塚が結果偏差値、他の2つ        が予想偏差値  算数 <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>     大問5・6題、設問20問前後。式や考え方も答える設問が2・3問     出される。     大問1(または1・2)計算・数の性質・割合・規則性・平面図形な     どの一行問題や小問の集まり、2〜6速さ・平面図形・立体図形、条     件を整理して考える問題などである。空欄にあてはまる数値を求める     形式の設問で、標準レベルの設問が多い。いくつかの内容を組み合わ     せたり、条件を付けて問題を複雑にするなど、公式や性質をそのまま     使っただけでは解くことができないように工夫されている。出題傾向     に合わせた対策が必要で、特にケアレスミスは絶対に許されない。     2006年「条件整理の問題」を別に解説している。決まった計算法はな     く、数値を用いて正しく判断できるかを診る問題である。     基本的な解法を正確に覚え、すばやく計算できる力を身につける必要     がある。テキストの太字の部分やまとめで、内容を確認し問題練習を     繰り返すのがよい。塾のテキストや模擬テストの問題などの類題を繰     り返すと範囲が絞れるので勉強しやすい。設問の文章や図を注意深く     見て、1つ1つの計算を確認しながら解くことが大切である。仕上げ     と弱点把握のために学校別合判テストを利用するとよい。     合格点は75〜85%。  国語 <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>     大問3・4題、設問は40〜50問。記述が1〜3問出される。     大問は読解問題3題で、漢字の書き取りが独立した大問となる場合が     ある。読解では必ず随筆文が1・2題出され、他は小説文・詩・説明     文・論説文など、年によって変わる。随筆文はかなり難しい文章が出     され、紛らわしい設問も含まれる。特に比喩表現や抽象表現について     の設問は語彙力・読解力が必要である。限られた時間で本文と設問の     正確な意味や内容をつかむことが要求されている。     記述が少ないので他の難関校と比べ簡単な印象を与える。しかし、内     容を取り違えると全く的外れな解答をしてしまう場合があるので差が     つきやすい。文章を漫然と読むのではなく、常に内容を深く考えなが     ら読む習慣をつける必要がある。小説・物語など子供向けの文章を読     むのは当然、新聞のコラムなど大人の書いた短い文章を数多く読む必     要がある。要約や感想も書くとよい。特殊な形式の出題が多いので、     過去問には遅くとも小6の9月頃から取り組み、学校別の合判テスト     ・対策講座も利用するとよい。     合格点は75〜80%です。  理科 <時間:40分、満点:100点、難度:C>     大問4・5題、設問50〜60問。計算が5問程度、記述・図示が5     問出される。     大問は物理・化学・生物・地学の分野別に出される。従来から動植物     のからだのつくりとはたらき、中和の実験など、他校でもよく出され     る標準的な基本の実験・観察に関する問題が主に出される。実験・観     察の結果や関連事項だけでなく、基礎的な方法・手順までも問われる     ことがある。年によって時事的な事がらについて問われることがある     ので対策を怠らないことが必要である。     基本から応用まで幅広い知識が必要である。まず塾の予習・復習をテ     キストを使ってきちんと行い、授業で取り上げられた実験・観察は目     的・装置・手順・注意・結果・原因に分けてノートに整理して覚える     とよい。他の知識は特に高度なものはないので、問題を数多く解き、     知らなかった内容を覚えていくのが効率的である。ただし、やや古い     タイプの知識問題が多く、併願校の問題と問題内容が異なる場合も考     えられる。その時は併願校の対策を優先する方がよい場合もある。     合格点の目安は75〜85%。  社会 <時間:40分、満点:100点、難度:C〜B>     大問3題、設問約80問。記述が出されることがある。     大問は地理・歴史・公民の分野別に出される。ただし、一部の設問で     他分野の関連事項も問われる。長い説明文を基に考えるという形式が     続いている。ある考え方に基づいて題材を分析し考察する設問が含ま     れるのが特色である。特に歴史は1つの題材について考える独特なテ     ーマ問題として出される。首都圏では設問数が最も多くて即解力も要     求される。     速読力と正確な知識をつけることが必要である。テキスト・参考書の     音読を何度も行うことや、1問1答式の用語問題集を使った小テスト     を行うのがよい。また新聞やTVで「○○□周年」などという形で取     り上げられた歴史上の事件などに関心を持つことが必要である。関連     事項を参考書やインターネットなどで調べるのもよい。なお、今まで     全く考えたことのない事がらが出されることもあるが、説明文で示さ     れる出題者の意図を考えれば解ける。落ち着いて取り組むのがよい。     合格点の目安は75〜85%。  総合 一部に難しい問題もあるが、受験生の学力レベルに比べてとても易し     い問題である。昔から「塾に通わなくても合格する生徒が出る」と言     われる所以である。ただし、問題文がとても長く、また問題量が多い     ため、正確な知識とすばやく読んで解けるスピードが合格には不可欠     な条件になる。     フェリスとともに日本で最古の伝統をもつプロテスタント系の女子校     で、東京の私立女子校を代表する学校である。ライバル校の桜蔭より     も理系進学者の割合が少ないため東大の進学実績では差があるが、両     者の校風にはとても大きな違いがあるため受験生や保護者の間で明確     な「棲み分け」ができている。2月1日では最多の受験生が示すよう     に多くの「ファン」を抱えるので、今後もトップ校の地位を保ってい     くだろう。 ----------------------------------------------------------------------  難度表記 首都圏全中学の入試問題を相対評価して、教科別に問題の難度を       5段階に分類したものです。           A:難しい B:やや難しい C:標準レベル D:やや易しい       E:易しい ○〜□:2つのレベルの中間         を表します。Aを超える場合「特」と表記することがあります。 ----------------------------------------------------------------------